ステランティスのポーランド工場、大型FCV商用バンを生産

欧州自動車大手ステランティスは29日、ポーランド南部のグリヴィツェ工場で大型
商用バンの水素燃料電池車(FCV)モデルを生産すると発表した。商用車のゼロエ
ミッションを進める戦略の一環。中型バンのFCVモデルも仏オルデン工場で生産す
る。同社はFCV商用バン販売台数が2025年以降に年1万台以上になると見込んでい
る。
すでに電動モデルを展開している中・大型バン8車種にFCVをラインナップする。対
象モデルは、シトロエン「eジャンピー」と「eジャンパー」、フィアット・プロ
フェッショナル「Eスクード」と「Eドゥカート」、オペル/ボクスホール「ヴィ
ヴァロ」と「モヴァノ」、プジョー「Eエキスパート」と「Eボクサー」。水素燃料
の充填時間は中型バンで4分弱、大型バンで5分。航続距離はそれぞれ400キロメー
トル、500キロメートルを確保する。
グリヴィツェ工場は面積が25万5,000平方メートルで、昨年の生産台数は10万台に
上った。

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