ルーマニア、5G整備から華為を除外

ルーマニア政府は国内の5G(第5世代通信規格)ネットワーク整備事業から中国の
通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)を除外することを決めた。1日付の
ニュースサイト『bneインテリニュース』が報じたもので、華為技術が提出した5G
インフラ整備への参入申請を却下した。
政府によると、決定は「国益となる情報通信インフラに関連する措置の適用、およ
び5G網の実現条件に関する法律第163/2021号」(通称5G法)に基づく。同法では、
ルーマニアの国防最高評議会(CSAT)の承認と首相の決定を経て事前に認可された
メーカーの技術・機器およびソフトウエアのみを使用できると規定している。
デントンズ法律事務所とコンサルタント会社オーディテルが2021年に華為技術の委
託で実施した調査では、5G法の施行によりルーマニアの5G市場から同社が締め出さ
れた場合、27億ユーロの損失を受ける可能性があるとされていた。

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