独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車は15日、2025年の発売
を予定する完全電気自動車(BEV)の小型クロスオーバーモデルの名称を「エピッ
ク(Epiq)」とすると発表した。今後数年間で投入を予定する6種類の新型BEVのひ
とつで、エントリーモデルと位置付けている。デジタル技術やコネクテッド機能、
運転支援機能を搭載しながら販売価格を約2万5,000ユーロからと低く抑える。
エピックは全長が4.1メートルで、荷室容量は最大490リットル。小型モデルながら
広々とした室内空間を実現している。最大航続距離は400キロメートル以上。家電
製品や電動自転車などへの給電が可能なビークル・トゥ・ロード(V2L)機能、マ
トリックスLEDヘッドライトなどを装備する。
シュコダによると、古代ギリシャ語で「詩」や「言葉」を意味するEpiqの名称は、
頭のEがBEVモデルを、末尾のqがSUVモデルであることを表している。