仏電機大手のシュナイダーエレクトリックは21日、ブルガリア南部プロブディフ工
場の拡張工事を開始した。面積8,000平方メートルの敷地に1億700万レフを投じて
第2工場を建設する。工期は1年の予定。115人を新規雇用する。
新工場では第1工場と同じく、産業プラント向けに自動サーキットブレーカーや各
種の低電圧電気製品の生産とテストを行う。プロブディフの拠点は2007年の稼働開
始後、エネルギー管理と自動化システムを通じたデジタル化により、19年にスマー
トファクトリーの国際認定を受けている。
シュナイダーエレクトリックは南東欧諸国のデジタルトランスフォーメーション
(DX)への貢献に力を入れている。ブルガリアのスマートファクトリーのほか、ハ
ンガリーが生産拠点、配送センター、エネルギー・サステナビリティサービスのハ
ブ、セルビアがスマートグリッド研究開発のハブとして重要な役割を担っている。