ステランティスのポーランド工場、中国零?のEV生産か

欧州自動車大手のステランティスがポーランド南部のティヒ工場で、提携する中国
の新興電気自動車(EV)メーカー、零?(Leapmotor)の車両を生産するもようだ。
ロイター通信が22日に関係者の話として報じたもので、6月末までに小型車「T03」
のセミノックダウン(SKD)生産を開始する予定。実現すれば、T03は欧州で生産さ
れる初の中国車となる。
同関係者によると、零?は自社モデルの手ごろな価格を確保するためにティヒ工場
を選んだ。取材に対しステランティスの広報担当者はコメントを控えている。
T03はクーペモデルの「S01」に続く零?2番目の製品。すでにフランスなど欧州の一
部市場に輸入されており、販売価格は約2万ユーロからに設定されている。零?は
近々、新型SUV「C10」もドイツ、フランス、イタリア、スペインなどで販売する計
画だ。
ステランティスは昨年10月、15億ユーロを投じて零?の株式およそ20%を取得する
ほか、合弁会社を設立することで合意した。

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