シュコダ自の新「オクタヴィア」、本社工場で量産開始

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は8日、ムラ
ダー・ボレスラフの本社工場で「オクタヴィア」のフェイスリフトモデルの量産を
開始した。第4世代となる新モデルは一新されたデザインのほか、最新のLEDマトリ
クス・ビームライト機能の搭載、内装への持続可能な素材の導入、対話型生成AI
「チャットGPT」の音声アシスタント機能への統合といった特徴がある。
新オクタヴィアにはこれまで同様、標準モデルの「スポーツライン」と上位モデル
「RS」があり、それぞれファストバックセダンとステーションワゴンの2タイプを
設定する。パワートレインとしてスポーツラインには最高出力110kWか150kWのガソ
リンエンジン、または出力85kWか110kWのディーゼルエンジンを用意。一部のガソ
リンエンジンはマイルドハイブリッド(MHV)システムを組み合わせることもでき
る。RSは最高出力195kWの2.0TSIガソリンエンジンと、7速DSGオートマチックトラ
ンスミッションを搭載する。
新オクタヴィアの生産は今年後半に国内のクヴァシニ工場に移管される予定。これ
により生産能力に余力が生まれるムラダー・ボレスラフ本社工場では人気SUVモデ
ルの生産に集中する。
Cセグメントのロングセラーであるオクタヴィアは1996年に市場投入された。累計
の販売台数は700万台を超える。

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