自律走行型ラインマーカー・ロボットの開発・製造を手がけるエストニアの10ライ
ンズ(10Lines)は4月24日、150万ユーロを調達したと明らかにした。米国などで
の事業強化・拡大に投じる。
10Linesは2019年の創業。人手をかけずに道路に線を引くラインマーカー・ロボッ
トを扱っており、すでに米国市場に進出済みだ。新たな資金をロボットおよびソフ
トウエアの開発に投じてエンジニアリングを強化するとともに、米国市場での地盤
を固めることを狙う。
同社のロボットはロボット工学とコンピュータービジョンを組み合わせたものだ。
区画線を引く塗装作業を省力化するだけでなく、作業のしやすい夜間を活用でき
る。
今回の投資ラウンドではエストニアのテラ・ベンチャーズと仏カリスタ(Karista)
がリードインベスターを務め、北欧のバタフライ・ベンチャーズおよびエンジェル
投資家のマイク・オリーニク氏が参加した。