スペイン自動車部品大手ゲスタンプとトルコ同業ベイチェリク(Beycelik)の合弁
会社ベイチェリク・ゲスタンプがルーマニア東部のダルマネシュティの拠点に新工
場を開設する。中東欧経済紙『Mittel & Osteuropa Aktuell』が7日に報じた。ま
もなく稼働を開始する予定だという。投資額は明らかにされていないが、政府から
1億100万レイ(約2,030万ユーロ)の助成を受けている。
新工場の面積は2万2,000平方メートルで、新規雇用は200人。製品は現地のダチア
とフォード・オトサンに供給する。
ベイチェリク・ゲスタンプは2017年、現地メーカーのMPOルーマニアを買収しダル
マネシュティ工場を取得した。既存工場の従業員数は約800人。プレス部品や板金
加工部品を生産している。同工場の22年の純売上高は4億800万レイ(約8,200万
ユーロ)、純利益は810万レイ(約163万ユーロ)だった。