リマックのロボタクシープロジェクト、まもなく第1号モデルを発表

クロアチアの高級電気自動車(EV)メーカー、リマック・アウトモビリの姉妹会社
でロボタクシーを開発するプロジェクト3モビリティ(P3M)はまもなく、ロボタク
シーの第1号モデルを公開する。リマックのマテ・リマック最高経営責任者(CEO)
が18日、フェイスブックで明らかにしたもので、2週間以内に発表する予定。人の
介入を必要としない完全な自動運転モデルになるという。P3Mには同CEOとリマック
グループ、および韓国の起亜自動車が共同出資している。
P3Mはザグレブの都市モビリティ整備計画の一環として、自律走行可能な電気自動
車(EV)のロボタクシー、専用インフラ、サービスプラットフォームの3つからな
る循環型の事業モデルを構築している。本社はザグレブだが、研究開発(R&D)拠
点は英ワーウィック近郊にあるリマックのR&Dセンター内に置き、エンジニア約
100人を雇用している。将来的にクロアチア国内にロボタクシーの量産工場を建設
する計画だ。
リマックは2017年から自動運転技術の開発に取り組んでいる。昨年は欧州連合
(EU)からロボタクシー事業向けに1億7,950万ユーロの支援を受けた。
リマックCEOは、1週間以内に仏高級スポーツ車メーカーのブガッティが新モデルを
発表することも明らかにした。ブガッティは21年からリマックグループと独ポル
シェとの合弁会社ブガッティ・リマックとして活動している。

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