ポーランドの石油大手オルレンは24日、グループ会社のPGNiGアップストリーム・
ノルウェー(PUN)を通じ、ノルウェーのソース・エナジーから同国大陸棚にある
アトランティス油田の権益20%を取得すると発表した。取引額は明らかにされてい
ない。ノルウェーエネルギー省の承認を経て取引が成立する。 権益取得により、
オルレンは新たに天然ガス15億立方メートル(bcm)、石油換算で1,300万バレルを
獲得する。油田は今後数年をかけて開発する予定。権益の残りはノルウェーのエネ
ルギー大手エクイノールが保持する。
アトランティス油田は2020年に発見された。石油換算で6,500万バレルと見積もら
れている可採埋蔵量(石油・ガス)はさらに増える可能性があり、過去10年間にノ
ルウェー大陸棚で発見された中で最大規模の油田となる。
オルレンはガス生産量を年間120億立方メートルに増やす目標を掲げており、その
うち半分をノルウェー産とする計画だ。同国産ガスは海底パイプライン経由でポー
ランドに輸送する。