独軍需・自動車部品大手のラインメタルは7月30日、ハンガリー中西部ヴァールパ
ロタの拠点で弾薬工場が完成したと発表した。今年10月に稼働を開始し、西部のザ
ラエゲルセグで生産されるハンガリー軍の歩兵戦闘車(IFV)「リンクス(Lynx)
KF41」向けに30ミリ口径弾を生産する。
ヴァールパロタ工場では将来的に戦車や各種火砲用の弾薬と点火装置も生産する予
定。最終的な敷地面積は約150ヘクタールで、200人以上を新規雇用する。アーミ
ン・パッペルガー最高経営責任者(CEO)は、「ヴァールパロタは最新鋭の弾薬工
場だ。当社の世界各国のパートナーとハンガリーの防衛能力を強化するだけでな
く、地域の経済発展にも貢献する」と述べた。
ラインメタルはハンガリーにおいてブダペスト、ザラエゲルセグ、ヴァールパロタ
の3工場を持つ。