チェコ国営電力CEZは小型モジュール原子炉(SMR)の開発で、英大型エンジン・発
電機大手ロールスロイスと提携することを決めた。ニュースサイト『bneインテリ
ニュース』が19日に伝えたもので、受注を狙っていた米ウエスチングハウスとGE日
立ニュークリアエナジーは脱落した。ウエスチングハウスは同国のドゥコヴァニ原
発に原子炉2基を増設する160億ユーロ規模の入札でも、仏EDFとともに韓国水力原
子力発電会社(KHNP)に敗れている。 CEZは最初のSMRをテメリン原発に導入し、
2030年に稼働を開始する予定。ボヘミア及びモラビア地方でも耐用年数を経過した
石炭火力発電所に設置する。SMR1基当たりの発電容量は200メガワット(MW)〜
400MW。
CEZの計画では50年までにSMRを最大10基導入する。合計出力は3ギガワット(GW)
となり、既存の2原発(各2GW)を上回る。
チェコは東欧の欧州連合(EU)加盟国のなかで最も高度な原子力技術を持つ。政府
は原発利用の拡大を通じて技術の維持を図りたい意向とされる。