中国・寧徳時代新能源科技(CATL)がハンガリー東部のデブレツェンで整備中の
バッテリーセル工場は予定通り、来年稼働する見通しだ。ブダペストで開かれた
「ハンガリー・バッテリーウィーク」で同社の陳(Chen Jason)欧州事業部長が6
日、明らかにした。
陳部長は、エネルギー主権を確立し、持続可能性目標を達成するには、「Eモビリ
ティへの移行に加えて、産業用蓄電技術の開発・新事業モデルの導入が必要」とい
う考えを示した。そのうえで、自社がバッテリーと蓄電システムの世界的大手であ
り、「生産の脱炭素化に向け大きく前進した」と話した。その根拠として、傘下の
9工場で炭素中立を達成しており、うち3工場が製造のデジタル化に成功した企業が
対象となる世界経済フォーラムのグローバル・ライトハウス・ネットワーク企業に
選ばれたことを挙げた。バッテリー業界企業として唯一の例という。
CATLは2022年、欧州第2工場をデブレツェンの南工業団地に建設する計画を発表し
た。生産能力は100ギガワット時(GWh)、投資額は76億ユーロ。このほど第1期工
事が完了し、建物・電気設備の設置が始まった。
ハンガリー投資庁(HIPA)のイシュトヴァン・ヨー長官が6日、バッテリーウィー
クで明らかにしたところによると、バッテリー関連業界の対ハンガリー投資額は
2016年以来の累計で240億ユーロに上る。リチウムイオン電池は2023年、ハンガ
リーの輸出の6.4%を占めた。