露自動車大手アフトワズ、新興市場に再参入へ

ロシアの自動車大手アフトワズ(AvtoVAZ)は中東、東アジア、南米およびアフリ
カ市場に再参入する。国外事業を拡大する計画の一環で、ラーダ(Lada)ブランド
のモデルを投入する予定。タス通信が20日、マクシム・ソコロフ社長の話として報
じた。同社は今後10年間で自動車輸出台数を年間10万台に増やすことを計画してい
る。
ソコロフ社長は、「旧ソ連時代、これらの市場で我々の存在感は大きかった。有望
な製品を輸出するため、同市場に再参入する予定だ」と述べた。
同社長はこれに先立ち、イラン市場への参入時期を年内から2025年に延期すると発
表した。理由は明らかにされていないが、各種許認可手続きの煩雑さや現地販売網
の整備の遅れが影響しているとみられる。同地では「ラーダ・ヴェスタ」、「ラー
ダ・グランタ」、「ニヴァ・トラベル」を販売する意向とされる。

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