スペイン自動車部品大手ゲスタンプ傘下の金属加工メーカー、ゴンバリ・インダス
トリーズは、スロベニアの自動車部品大手ヒドリア(Hidria)の株式58%を取得し
完全買収した。取引額は非公表。中東欧経済紙『Mittel & Osteuropa Aktuell』が
26日付で報じた。
ゴンバリは2022年7月、ヒドリア株42%を取得。自動車産業における電動化市場の
急拡大を見越し、電気駆動システム用主要部品の包括的なグローバル・プロバイ
ダーとなることを目的に戦略提携を結んだ。ヒドリアは本社拠点のあるスポド
ニャ・イドリヤに4,000万ユーロを投資し、電気モーターのステーターとローター
の開発生産能力を高めてきた。
ゴンバリは金属加工事業のほか、自動車産業、エネルギー分野向けに製品やソ
リューションを提供している。ヒドリアとは今年6月に買収で合意した。