ロイヤルティ・ソリューションを提供するトルコ発の新興企業カルダー(KalDer)
がこのほど、シードラウンドで700万米ドルを調達し、累計調達額が1,050万ドルに
達した。
同社はブランド企業向けにホワイトレーベルのロイヤルティ・プラットフォームを
運営する。ブランド企業は、自分のウェブサイトやアプリで直接、キャッシュバッ
ク会員プログラムを提供し、購入すれば自動でポイントが貯まるように設定でき
る。提携店での買い物にも適用できる。また、提携店から販売ごとにコミッション
を徴収できるようになる。
カルダーのプラットフォームは、ブランド企業と買い物客の双方に、サインアップ
から購入追跡、決済まで一連のサービスを提供する。客のお金の使い方について見
識が深まり、提携店とともに新たな顧客獲得チャネル(経路)を創設できる。
カルダーのギョクチェ・ギュヴェン最高経営責任者(CEO)は、「ブランド企業の
ほとんどはこれまで、ロイヤルティを利益拡大に直接つなげられるツールにアクセ
スできなかった」と話す。そして、新規顧客開拓コストが高騰するなか、顧客との
関係を深め、優良顧客を保持したい企業に、自社のプラットフォームが新しい可能
性を拓くとみている。
カルダーのソリューションは、航空会社や小売店といったロイヤルティ・サービス
の定番業種だけでなく、大学・教育機関、宗教団体、スポーツチームなども対象と
している。例えば宗教団体であれば、ロイヤルティ会員が買い物するごとに、ポイ
ントが寄付金として集められるようにしたり、サッカーチームであれば、観戦・購
入動向などをデータとして得ることができる。また、コミュニケーションを深める
ことで、会員の連帯感を育てることも可能だ。
顧客ブランドには、ベルギーチョコのゴディバ、ファッション系スタートアップの
ヒートおよびその会員限定ショップのマイル、スイス・ブラジル系スポーツクラブ
のBSCヤングボーイズなどが名を連ねる。
今回の調達ラウンドでは、米ジャヴリン・ベンチャー・パートナーズがリードイン
ベスターを務め、同じく米国の8VC、ヒューマンキャピタル、ジンジャーブレッ
ド・キャピタル、イマージェンス・キャピタル、英フォーマス・キャピタル及び複
数のエンジェル投資家が参加した。
カルダー社ホームページ
https://kalder.co/