軍需大手の独ラインメタルは11日、チェコ政府と主力戦車「レオパルド2 A4」の追
加供給契約を結んだと発表した。取引額は約1億6,100万ユーロ。2026年末までに14
両を納入する。契約には弾薬供給や後方支援も含まれる。
14両は主にスイス軍の中古車両で、チェコ軍の仕様に改修して引き渡す。チェコは
保有していた旧ソ連製の旧式車両をロシア軍と交戦中のウクライナに引き渡してお
り、見返りとしてレオパルド2 A4を受領している。
今回の追加契約は、合計で42両のレオパルド2 A4と、戦場で軍用車両を回収する装
甲回収車「ビュッフェル」2両からなる機甲部隊を編成する計画の一環。これによ
りチェコ軍は主力戦車を旧ソ連製からドイツ製に置き換える作業が完了する。