ポーランドの石油大手オルレンは9日、最新の成長戦略を発表した。天然ガスの生
産拡大、4つの洋上風力発電所の建設、大規模エネルギー貯蔵施設の開発、および
最低2基の小型モジュール原子炉(SMR)の設置などを盛り込んでいる。投資規模は
最大3,800億ズロチ(約890億ユーロ)で、エネルギー分野では同国史上最大とな
る。
今後10年間に、1)270億立方メートルの天然ガスの調達2)4.3ギガワット(GW)の
ガス火力発電能力の整備3)1.4GWのエネルギー貯蔵容量の確保——に取り組む。
1)は国内のほか、ノルウェー大陸棚および北米での増産と戦略的な調達契約によ
り、国内需要を100%満たす。2)は750万世帯の電力供給に十分な量で、3)は30万
世帯に24時間、エネルギーを供給できる。
グループ全体のリサイクル能力は現在の年間3万5,000トンから25万トンに増加する
見込み。これにより、再生可能な原材料から作られた製品は2035年までに石油化学
製品の全売上の10%を占めるようになる。
同社はまた、35年までにエネルギー構成の25%以上をゼロエミッションの供給源で
占めることを目指す。