倉庫の自動化ソリューションを手がけるウクライナのデウス・ロボティクス(Deus
Robotics)がこのほど、シードラウンドで300万米ドルを調達した。これを基にし
た企業評価額は2,000万ドルに上る。デウスは調達資金を製品のファインチューニ
ングに用いるほか、今年の照準に定めている英国の倉庫業界で自社サービスの普及
を図る計画だ。
デウスは2019年の創業。本社はキーウで、英国と米国にも事務所を持つ。どんな
メーカーのロボットでも統合・管理・最適化できる人工知能(AI)ベースのプラッ
トフォームと、自社製を含む様々なメーカーのAIロボットを組み合わせ、倉庫の自
動化ニーズのほぼすべてに応えられるという。大規模な倉庫だけでなく、中規模倉
庫の運営も自動化できる柔軟さが特長だ。
これまでに物流大手2社と提携して5件のプロジェクトを実施。創業者のパヴロ・ピ
クリン最高経営責任者(CEO)によると、業務効率が4倍に改善した。
今回の調達ラウンドではウクライナのUベンチャーズがリードインベスターを務
め、ウクライナ人が英国で設立した1991ベンチャーズ、ウクライナのSIDベン
チャー・パートナーズ、シグマ・ソフトウエア・ラブズ、SDキャピタルが参加し
た。
デウス・ロボティクス社ホームページ
https://deusrobotics.com/