化学

ニフコ、独子会社を統合

ニフコは10日、自動車向けプラスティック部品の製造・販売を手がけるドイツの完全子会社2社を経営統合すると発表した。一体化を通して独OEM事業の成長戦略を実現するためと説明している。 独南部のヴァイセンブルクにあるニフコK […]

コンチネンタル―印で内装表面材を生産へ―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は11日、自動車内装向け表面材の生産施設をインドに建設すると発表した。これまでは国外工場で製造して輸入してきたが、同国の自動車市場が急速に成長していることから現地生産に切り替

バイエル―22年までに営業益を約40%拡大―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)は5日ロンドンの投資家説明会で、中期業績目標を明らかにした。組織再編と事業効率の引き上げ、技術革新を通して売上高と営業利益をともに拡大。売上高を2020年までに16~17

BASF―精密農業で蘭スタートアップと協業―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6日、オランダのスタートアップ企業ファンダーサット(VanderSat)と精密農業分野で協業すると発表した。ファンダーサットが衛星で観測したデータをBASFのデジタル農業

フレゼニウス―業績見通し引き下げ―

ヘルスケア大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)は6日、中期売上・利益予測を引き下げた。腎臓病部門フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC)と病院部門ヘリオスの業績が振るわないうえ、2019年に投資額を拡大することから

バイエル、22年までに営業益を約40%拡大

独製薬・化学大手のバイエルは5日、ロンドンで開いた投資家説明会で、中期業績目標を明らかにした。組織再編と事業効率の引き上げ、技術革新を通じて売上高と営業利益を拡大するという内容。2020年までに売上高を16~17%、営業

BASF、精密農業で蘭新興企業と提携

化学大手の独BASFは6日、オランダの新興企業ファンダーサットと精密農業分野で提携すると発表した。ファンダーサットが衛星で観測したデータをBASFのデジタル農業ソリューション「xarvio」に統合。農家に対する支援力を強

12月の法令改正など

・オンライン小売事業者が「ジオブロッキング(地理的制限)」を設けて、消費者の居住地によってサービスを制限したり、同じ商品を高い値段で販売することがEU域内で禁止に。EU市民は域内のどこにいても同じ条件で製品を購入し、サー

バイエル―組織再編、動物薬事業は分離へ―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)は11月29日、競争力強化計画を発表した。収益力の向上が狙いで、一部事業や製品を放出。動物薬部門については戦略的なオプションを検討する。これらの措置に伴い従業員11万8,

コベストロ―DICとのTPU合弁を子会社化―

化学大手の独コベストロ(レバークーゼン)は11月29日、DIC(旧・大日本インキ化学工業)との合弁会社ディーアイシー・コベストロ・ポリマー(DCP)への出資比率を現在の50%から80%に引き上げ子会社化すると発表した。成

メルク―液晶技術者を中心に400人削減―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)が機能性材料部門で人員削減を実施する。7月に打ち出した同部門の業績改善計画「ブライト・フューチャー」に基づく措置で、液晶分野の技術者を中心に400人を整理する予定だ。解雇や早期

化学・製薬業界が生産成長率予測引き下げ

独化学工業会(VCI)は4日の年次記者会見で、同国化学・製薬業界の2018年の生産成長率を引き下げた。欧州連合(EU)からの英国の「無秩序離脱」懸念や通商摩擦を背景に下半期に景気が減速したためで、従来予測の3.5%から2

日精樹脂、スロバキアに射出成形機の販社設立

日精樹脂工業(本社:長野)は11月30日、スロバキアの首都ブラチスラバ近郊に射出成形機の販売子会社を設立すると発表した。欧州市場における販路の拡大とサービス体制の拡充が目的。来年1月から営業を開始する。 新会社の名称はニ

トルコ・アルジェリア企業、石化プラントで合弁

トルコの建設大手ルネサンスがアルジェリア国営炭化水素公社(ソナトラック)と合弁でトルコ南部に石油化学プラントを建設する。12億ドル強を投資し、ポリプロピレンを年間45万トン生産できる体制を整える。2023年にフル稼働する

独コベストロ、DICとのTPU合弁を子会社化

独化学大手のコベストロは11月29日、DIC(旧:大日本インキ化学工業)との合弁会社ディーアイシー・コベストロ・ポリマー(DCP)への出資比率を現在の50%から80%に引き上げ、子会社化すると発表した。成長戦略の一環とし

ユニリーバ、10年ぶりにトップ交代

英・オランダ系の食品・日用品大手ユニリーバは11月29日、ポール・ポールマン最高経営責任者(CEO)が来年1月1日付で退任すると発表した。新CEOには美容・パーソナルケア部門の責任者を務めるアラン・ジョープ氏(54)が就

バイエルが再編、動物薬事業は分離へ

独バイエルは11月29日、競争力強化計画を発表した。収益力の向上が狙いで、一部事業や製品を放出。動物薬部門については戦略的なオプションを検討する。これらの措置に伴い、従業員11万8,200人のうち約1万2,000人を整理

コンチネンタル―セル生産参入は補助金と切り離して決定―

独自動車部品大手コンチネンタルのエルマー・デーゲンハルト社長は20日、フランクフルト国際経済記者クラブで講演し、電池セル生産事業に同社が参入するかどうかを政府補助金とは切り離して決定する考えを明らかにした。同社が描く参入

BASFがTDI生産停止、ライン川の水位低下で原料不足に

独化学大手のBASFは26日、ルートヴィヒスハーフェン本社工場でトルエンジイソシアネート(TDI)の生産を停止すると発表した。ライン川の水位低下で、原料を確保できなくなったため。パイプライン、トラック、鉄道輸送を強化した

LG化学、ポーランドでEV用電池増産へ

韓国のLG化学がポーランドで、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の第2工場の設置を計画している。ポーランド法人のヨン・シム最高経営責任者(CEO)がこのほど明らかにした。建設中の第1工場だけでは増大する需要を賄いきれ

印包装材大手フレックス、ハンガリーに工場設置

インドの包装材大手フレックス・フィルムス(Flex Films)が230億フォリント(約92億円)を投じ、ハンガリー北部のレーチャーグに工場を設置する。ポーランドに続く欧州第2の生産拠点となる。170人を雇用する予定だ。

ヤマルLNG、船舶間積み替えに成功

ロシア第2位のガス会社ノバテクが主導するヤマル液化天然ガス(LNG)プロジェクトの運営会社は26日、ノルウェー・ホニングスヴォーグ港の近海で、船舶間でのLNG積み替えを初めて実施したと発表した。運送費を軽減する目的で、積

卸売物価10月は4%上昇、石油の上げ幅24%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した10月の卸売物価指数は前年同月比4.0%増と大きく拡大した。石油製品が24.1%上昇して全体を強く押し上げた。 石油製品以外では穀物・葉たばこ・種子・飼料(17.0%増)、果物・野菜・じゃ

BASF―収益力強化へ、組織再編も―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は20日、収益力強化戦略を発表した。生産効率の引き上げとコスト削減、組織再編、中国事業の強化を通して2019~21年の3年間に営業利益(EBITDA)を20億ユーロ拡大。E

コベストロ―利益見通し引き下げ、猛暑など響く―

化学大手の独コベストロ(レバークーゼン)は20日、2018年12月期の営業利益(EBITDA)予測を下方修正した。競争激化とコスト拡大、引当金の計上を踏まえたもので、前期実績(34億4,000万ユーロ)を「上回る」として

メルク―がん研究支援へ、米ソフト会社と合弁―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は19日、米国のソフト会社パランティア・テクノロジーズと共同で合弁会社を設立する計画を明らかにした。科学者や研究機関のがん研究を加速させることが狙い。出資比率や出資額は明らかにしてい

低コスト電池量産技術開発へ、産官学で共同プロジェクト

西南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州は19日、高品質の電池セルを低コストで量産する技術開発に向けたプロジェクトを産官学が共同で実施すると発表した。電動車の価値の30~40%を占める電池分野でアジアメーカーに全面依存す

製造業の固定資産投資、昨年は2.6%増加

ドイツ連邦統計局が16日発表した国内鉱工業界の固定資本投資額(捕捉対象は従業員20人以上の企業)は昨年637億ユーロとなり、前年比で2.6%増加した。伸び率が最も大きかったのは電算機器/電子・光学製品業界で、22.3%拡

化学大手ランクセスで産業スパイ、社員が中国に情報送信

化学大手の独ランクセスを対象に社員などが産業スパイ活動を行っていたことが分かった。同社への取材などをもとにロイター通信が報じたもので、検察当局はすでに犯人を起訴した。 犯人グループは中国人と中国系ドイツ人の計4人。主犯は

ハンガリー製薬大手エギス、生産増強に80億フォリント投資

ハンガリー製薬大手エギス(Egis)は13日、国内西部のケルメンド工場の拡張計画を明らかにした。売上拡大を加速させるため生産能力を引き上げる。投資額は80億フォリント(2,480万ユーロ)。シーヤールト外務貿易相によると

生産者物価が約7年来の上げ幅に、10月は3.3%

ドイツ連邦統計局が20日発表した10月の生産者物価指数は前年同月比3.3%増となり、6年10カ月来(2011年12月以来)の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが最大の押し上げ要因で、9.4%上昇。エネルギーを除いたベース

ラファージュホルシム、インドネシア事業を売却

セメント世界大手のラファージュホルシム(スイス)は13日、インドネシア事業を同国セメント最大手の国営セメン・インドネシアに売却することで合意したと発表した。現地法人ホルシム・インドネシアの株式80.6%と資産を売却する。

インフィニオン―スタートアップを買収―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は12日、独東部のドレスデンに拠点を置くスタートアップ企業シルテクトラをベンチャーキャピタルのMIGファンズから買収すると発表した。半導体チップの歩留まりを大幅に引き上げる狙い。

エボニック―スタートアップ買収、精密畜産事業強化へ―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)はビッグデータ分野のスタートアップ企業ポルフィリオ(Porphyrio)を買収したと発表した。精密畜産分野のノウハウを拡充し飼料事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。 ポ

エボニック―過酸化水素の米社買収―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は8日、過酸化水素(H2O2)と過酢酸(PAA)の有力企業である米ペロクシケムを投資会社ワン・エクイティ・パートナーズから買収すると発表した。収益力の高い特殊製品分野のポートフォリオ

バイエル―営業利益がやや減少、7-9月期-0.1%に―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)が13日発表した2018年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDAベース、特別項目を除く)は前年同期比0.1%減の22億200万ユーロとやや落ち込んだ。為替差

化学業界減速、第3四半期生産高-0.6%に

ドイツの化学業界で減速が鮮明になってきた。独化学工業会(VCI)の7日の発表によると、同業界の第3四半期(7~9月)の生産高は営業日数・季節要因調整後の実質で前期を0.6%下回り、前年同期比では減少幅が1.2%に達した。

独特殊化学大手エボニック、米社を買収

特殊化学大手の独エボニックは8日、過酸化水素(H2O2)と過酢酸(PAA)の有力企業である米ペロクシケムを投資会社ワン・エクイティ・パートナーズから買収すると発表した。収益力の高い特殊製品分野を強化する方針に沿ったもの。

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