石油・石炭・ガス

チェコCEZ、原子力発電量18%増の見通し

チェコ国営電力会社CEZのマルティン・ノヴァク最高財務責任者(CFO)は21日、今年の原子力発電による発電量は前年比18%増の2万8,000キロワット時(kWh)に拡大するとの見通しを示した。特にテメリン原子力発電所でメ

生産者物価5年来の上げ幅に、2月は3.1%

ドイツ連邦統計局が20日発表した2月の生産者物価指数は前年同月比3.1増となり、5年2カ月来(2011年12月以来)の大きな伸びを記録した。同物価の上昇は4カ月連続。エネルギーが5.4%高くなり、全体が強く押し上げられた

エーオン―13.5億ユーロの増資―

エネルギー大手の独エーオン(エッセン)は16日、新株を発行し約13億5,000万ユーロの資金を調達したと発表した。同社は放射性廃棄物の処理費用と在来型発電子会社ユニパーでの減損損失が響いて2016年12月期に過去最大の赤

温暖化ガス排出量3年ぶりに増加、昨年は9億600万トンに

連邦環境庁(UBA)の発表によると、ドイツの温暖化ガス排出量は昨年、二酸化炭素(CO2)換算で9億600万トン(暫定値)となり、前年を400万トン(0.4%)上回った。増加は3年ぶり。交通セクターで540万トン(3.4%

ガスプロムが中東欧での商慣行めぐり改善策

欧州委員会は13日、ロシアの国営ガス会社ガスプロムが中東欧市場で公正な競争を阻害した疑いで調査を進めている問題で、同社から和解に向けた改善策が示されたことを明らかにし、利害関係者からの意見募集を開始した。今後7週間にわた

中国企業、露ムルマンスク港に石炭積出ターミナルを建設

ロシア北西部のムルマンスク港に石炭積出ターミナルを建設するプロジェクトをめぐり、中国国有企業の保利集団(Poly Group)が、3億ドルを出資する意向を示している。ムルマンスクの当局者の話として一部メディアが報じた。間

ガスプロムが中東欧での商慣行めぐり改善策

欧州委員会は13日、ロシアの国営ガス会社ガスプロムが中東欧市場で公正な競争を阻害した疑いで調査を進めている問題で、同社から和解に向けた改善策が示されたことを明らかにし、利害関係者からの意見募集を開始した。今後7週間にわた

米エマソンが露拠点拡張、石油・ガスプラント向け事業を強化

米電機大手エマソン・エレクトリックがロシア南部のチェリャビンスクにある拠点を拡張する。同国の資源産業の拡大に対応し、石油・天然ガスプラント向け製品の生産やエンジニアリングサービスを増強する。ファー最高経営責任者(CEO)

卸売物価が5年半ぶりの上昇率に、2月は5%

ドイツ連邦統計局が10日発表した2月の卸売物価指数は前年同月比5.0%増となり、5年半ぶり(2011年8月以来)の大きな伸びを記録した。前年同月を上回るのは5カ月連続。石炭・石油製品が20.7%増となり、上昇率が強く押し

石油と野菜がインフレ率を強く押し上げ

ドイツ連邦統計局は14日、2月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が2.2%、前月比が0.6%で速報値と変わりがなかった。前年同月比ではエネルギーが物価を強く押し上げており

鉱工業生産1月は拡大、前月比2.8%増に

ドイツ連邦経済省が8日発表した1月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.8%増となり、同2.4%減となった前月から改善した。増加は2カ月ぶり。経済省は企業景況感が良好なことを受けて、鉱工業界の

BMW―「ミニを英国で生産する必要はなし」=取締役―

独高級車大手BMW(ミュンヘン)のハラルド・シュヴァルツェンバウアー取締役(ミニ、ロールスロイス担当)は7日ジュネーブモーターショー会場で、小型車ブランド「ミニ」を英国で生産しなければならない理由はないとの立場を明らかに

化学・製薬業界が売上予測引き上げ

独化学工業会(VCI)は9日、同国化学・製薬業界の今年の売上高予測を前年比1.5%増の1,857億ユーロとし、従来予測の同1%増から上方修正した。石油価格の上昇を受けて出荷価格の上昇率見通しを従来の0.5%から1%へと引

露・トルコ間の経済連携強化、ロスネフチは石油製品追加供給

トルコのエルドアン大統領が10日、訪問先のロシアでプーチン大統領と会談したのに合わせ、両国の経済連携を強める動きがみられた。ロシア石油最大手の国営ロスネフチがトルコに石油製品を追加供給するほか、両国の共同投資基金の立ち上

ロシアとインド、北極海開発での協力を検討

ロシアのノバク・エネルギー相とインドのプラドハン石油ガス相は8日、米国のヒューストンで会談を行い、ロシア領の北極海大陸棚における石油ガス共同開発と、液化天然ガス(LNG)のインドへの供給の可能性などについて議論を行った。

インフレ率4年半ぶりに2%突破

ドイツ連邦統計局が1日発表した2月の消費者物価指数(ドイツ基準)は前年同月比の上昇率(インフレ率)が2.2%(速報値)となり、欧州中央銀行(ECB)が物価判断の目安とする2%を4年半ぶりに上回った。スペインも欧州連合(E

輸入物価が5年8カ月来の上げ幅に、1月は6%

ドイツ連邦統計局が2日発表した1月の輸入物価指数は前年同月比6.0%増となり、5年8カ月来(2011年5月以来)の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが42.3%上昇して全体を強く押し上げた格好。エネルギーを除いたベースで

ユニパー―露ガス権益を売却―

独エーオンから分離する形で設立された在来型発電大手のユニパー(デュッセルドルフ)は5日、シベリア西部のユジノ・ルスコエガス田の権益を墺エネルギー大手のOMVに売却することで合意したと発表した。石油・ガスの開発は中核事業で

OMVがシベリアガス田の権益取得、トルコ石油小売事業は売却

オーストリア石油大手のOMVは5日、独エネルギー大手エーオンの子会社ユニパ―からシベリアのガス田の権益を取得すると発表した。欧州向け天然ガスの調達先の確保が目的となる。同社は3日には赤字が続くトルコ石油小売事業を蘭スイス

PKNオルレン、燃料地下貯蔵施設拡張に投資

ポーランド石油最大手のPKNオルレンはこのほど、岩塩層を利用した石油地下貯蔵施設の拡張に2億ズロチ(約4,700万ユーロ)を追加投資すると発表した。岩塩層から塩水を抜き取った後にできる空洞を石油の長期的な貯蔵場所として利

ハンガリー石油・ガス大手MOL、16年純損益が黒字化

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLが2月28日発表した2016年連結決算の最終損益は9億4,100万米ドルの黒字となり、前年の赤字(9億300万ドル)から改善した。売上高は126億ドルで14.3%の減少。営業利益(EBI

ガスプロム、低価格で欧州シェア維持へ

ロシア国営ガス会社ガスプロムのアクシューチン取締役は2月28日、今後数年間は欧州向け天然ガスの供給価格を低く抑えていく方針を明らかにした。欧州連合(EU)による調達先多様化の動きを踏まえ、低価格を魅力にシェアの確保を図る

加盟国がEU-ETS改革案を承認、欧州議会と最終案調整へ

EU加盟国は2月28日、ブリュッセルで環境相理事会を開き、EU排出量取引制度(EU-ETS)第4フェーズ(2021~30年)に向けた制度改革案の内容で合意した。欧州議会は2月半ば、欧州委員会の原案に一部修正を加えた制度改

3月の法令改正

・医療用大麻が公的健康保険の適用対象に(官報掲載後に発効) ・フラッキング禁止法が2月11日付で施行。研究目的に限り計4件のフラッキングは可能(実施には当該地域の州政府の許可が必要)。連邦議会(下院)は2021年以降、フ

BASF―石油安など響く、16年は営業減益に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が2月24日発表した2016年12月期決算の営業利益(EBIT、特別要因を除く)は前期比6.4%減の63億900万ユーロへと落ち込んだ。石油・天然ガス価格の下落と、天然ガス

RWE―過去最大の赤字に―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)が2月22日発表した2016年12月期暫定決算の純損益は57億ユーロの赤字となり、13年12月期に記録した過去最大の赤字(28億ユーロ)を更新した。赤字は2期連続。電力卸価格の見通し悪

ロスネフチ、リビア国営石油に200億ドル投資

ロシア国営石油大手ロスネフチとリビア国営石油会社(NOC)は2月21日、ロスネフチがNOCに対し200億ドルを投資する基本合意を締結した。探査、生産、技術協力、エンジニアの研修などが対象分野となる見通し。今後数カ月かけて

ロスネフチ、10-12月期は増益確保

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが2月22日発表した2016年10-12月期決算の純利益は520億ルーブル(約8億5,000万ユーロ)の黒字となり、7-9月期の260億ルーブルから倍増した。バシネフチの買収などで増加した

ロスネフチ、チェチェン共和国の石油資産売却へ

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが、チェチェン共和国で持つ資産を同国政府に売却する準備を進めているもようだ。自国の石油産業を管轄下に収めたいチェチェン政府と、チェチェン事業への投資を控えたいロスネフチの思惑が一致した形で

BASF、16年は営業減益に

化学大手の独BASFが24日発表した2016年12月通期決算の営業利益(EBIT、特別要因を除く)は63億900万ユーロとなり、前期から6.4%減少した。石油・天然ガス価格の下落と、天然ガス販売・貯蔵事業の売却が響いた格

クロアチアLNG基地建設、EUが1億ユーロ助成

クロアチア政府は17日、アドリア海沖のクルク島に液化天然ガス(LNG)基地を建設する計画に、欧州連合(EU)が1億200万ユーロを助成することを明らかにした。これは総事業費3億6,300万ユーロの3割弱に当たる規模。ドブ

日本海洋掘削、ガスプロムネフチから工事受注

日本海洋掘削(JDC)は21日、ガスプロムの石油子会社であるガスプロムネフチが進めるサハリン3プロジェクトに関連し、掘削工事を受注したと発表した。受注金額は3,200万米ドルの見込み。着工は6月上旬で、終了まで約130日

ガスプロム、独リンデと提携促進

ロシア国営ガス会社ガスプロムが工業ガス大手の独リンデと提携を強化する。同社のミレル社長は14日、モスクワでリンデのベローニ最高経営責任者(CEO)と会合を行い、1月に合意したシベリアでのガス処理プラント建設事業を始めとす

生産者物価が12年3月以来の上げ幅に、1月は2.4%

ドイツ連邦統計局が20日発表した1月の生産者物価指数は前年同月比2.4%増となり、2012年3月以来(4年10カ月ぶり)の大きな伸びを記録した。同物価の上昇は3カ月連続。エネルギーがプラス4.0%となり全体を強く押し上げ

ビルフィンガー―経営資源を集約―

独産業サービス大手のビルフィンガー(マンハイム)は13日、事業分野と地域、顧客産業を絞り込む方針を明らかにした。同社は経営が悪化していることから、将来性の高い分野を重点強化していく意向だ。 事業分野をプロセス産業向けプラ

コベストロ―利益記録更新―

化学大手の独コベストロ(旧バイエル・マテリアルサイエンス、レバークーゼン)が20日発表した2016年12月期決算の営業利益(EBITDA、調整済み)は前期比22.7%増の20億1,400万ユーロとなり、過去最高を記録した

17年成長予測1.6%に引き上げ=DIHK

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は8日、2017年の国内総生産(GDP)予測を上方修正した。年初に実施した企業アンケート調査の結果が「予想していたよりも良好だった」(ヴァンスレーベン専務理事)ためで、昨年秋に提示した実

卸売物価が5年3カ月来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が13日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比4.0%増となり、5年3カ月ぶり(2011年10月以来)の大きな伸びを記録した。前年同月を上回るのは4カ月連続。石炭・石油製品が16.4%増となり、上昇率が強

石油と野菜が物価押し上げ、1月インフレ率1.9%に

ドイツ連邦統計局は14日、1月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.9%、前月比がマイナス0.6%で速報値と変わりがなかった。前年同月比ではエネルギーが物価を強く押し上

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