鉱工業生産1月は拡大、前月比2.8%増に

ドイツ連邦経済省が8日発表した1月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.8%増となり、同2.4%減となった前月から改善した。増加は2カ月ぶり。経済省は企業景況感が良好なことを受けて、鉱工業界の景気が今後も拡大するとの見方を示した。

前月は不振だった製造業が3.7%増と好調で、全体が押し上げられた。投資財分野で6.1%増加。中間財と消費財もそれぞれ1.7%、2.3%伸びた。

建設業は1.3%減少し、2カ月連続で落ち込んだ。エネルギー業も0.7%減となり、3カ月ぶりに低下した。

特殊要因による数値のブレが小さい2カ月単位の比較をみると、12~1月は前の期の10~11月を製造業で0.7%下回った。消費財と投資財が減少。中間財も0.2%増と小幅な伸びにとどまった。建設業は2.3%落ち込んだ。

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