金属

ティッセンクルップ―タタとの鉄鋼合弁を労組が承認―

独複合企業ティッセンクルップと印同業タタ製鉄が欧州鉄鋼事業を合弁化する計画が大きく前進した。同計画の発表を受けてティッセンクルップと金属労組IGメタルが昨年末に締結した新労使協定を組合員が92.2%の賛成で承認したためだ […]

中国企業の対独M&A、17年も最高額に

ドイツ企業を対象とする中国資本のM&A(企業の合併・買収)活動は昨年も活発だった。件数自体は前年を21%下回ったものの、金額ベースではダントツの過去最高となった前年を9%上回る136億8,400万ユーロへと拡大

輸入物価6年来の高い伸びに、17年は3.8%

ドイツ連邦統計局が29日発表した2017年の輸入物価指数は前年比3.8%増となり6年来の高い伸びを記録した。物価の上昇は5年ぶり。同物価に占める比重が35%と最も高い中間財が5.1%、同比重13%のエネルギーも18.9%

カザフの実業家、露金採鉱大手の事業拡大へ

カザフスタンの実業家ケンゲス・ラキシェフ氏が、出資するロシアの金採鉱大手ペトロパブロフスクの事業拡大に乗り出した。23日付の英『フィナンシャルタイムズ』(FT)によると、昨年12月に同社の株式22パーセントを取得した同氏

ロシア鋼管最大手TMK、米国子会社を上場

ロシア鋼管最大手TMKの米国子会社IPSCOチューブラーは29日、ニューヨーク(NY)証券取引所に株式を上場すると発表した。4億6,500万~5億3,500万米ドルの調達を見込む。 IPSCOの発表によると、仮条件は1株

タジキスタンのアルミ生産量激減、17年は10.3万トン

タジキスタンで主要輸出品のアルミニウムの生産量が激減している。昨年の生産量は10万3,000トンで、2012年(27万8,000トン)と比べて62.9%減少した。生産設備の老朽化や燃料調達の遅れが原因だ。現地通信社アヴェ

卸売物価5年ぶりに上昇、17年上げ幅3.5%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した2017年の卸売物価指数は前年比3.5%増となり、6年来の高い伸びを記録した(グラフ参照)。同物価の上昇は5年ぶり。鉱石・金属が9.4%、石炭・石油製品が8.8%の幅で伸びて全体を強く押し

生産者物価5年ぶり上昇、17年は+2.6%に

ドイツ連邦統計局が19日発表した2017年の生産者物価指数は前年比2.6%増となり、5年ぶりに上昇へと転じた。エネルギーの上げ幅が3.4%と高く、エネルギーを除いたベースでは伸び率が2.4%だった。 エネルギーでは石油製

VW泣かせの投資会社がサプライヤー買収

ボスニア系の独投資会社プリベント・グループが自動車部品製造の独ノイエ・ハルベルク・グス(NHG)を買収したことが、連邦カルテル庁の発表などで分かった。NHGは欧州有数の自動車用鋳造部品メーカーで、自動車大手フォルクスワー

独車部品ヴィールピュッツ、ルーマニアに進出

ルーマニア南西部ドルジ県議会は17日、ドイツ自動車部品メーカーのヴィールピュッツがクラヨバに工場を建設すると発表した。投資額は1,050万ユーロ。5年間で500人を雇用する。 ヴィールピュッツはクラヨバ先端技術工業パーク

ロシア金採鉱ポリュス、復星国際への株式売却がとん挫

ロシア金採掘最大手のポリュス・ゴールド(モスクワ)が中国のコングロマリット(複合企業)復星国際に対する株式売却交渉を打ち切ったことがわかった。15日付のフィナンシャル・タイムズなどが報じた。ポリュスは復星に対し同社の株式

世界経済加速で景気に厚み、個人消費に続き外需・投資も柱に

ドイツ経済は明るい新年を迎えた。1年前は米トランプ政権の成立や英国の欧州連合(EU)離脱決定など保護主義やナショナリズムの動きが世界的に強まり、企業の輸出や国際事業の先行きに影を落としていたが、昨年は時間を追うごとに世界

1月1日付の法令改正

【労働・社会保障】 1時間8.84ユーロの法定最低賃金、一部の業界に認められていた例外が廃止に 倒産した企業の社員に対し労働局から支給される給与と同額の未払い給与代替手当(Insolvenzgeld)、企業の分担金負担率

ニッケル「栽培」農家~アルバニア

アルバニア東部でアドリアティック・ドコラリさんはニッケルを栽培している。正確に言うと、ニッケルをため込むアブラナ科ミヤマナズナ属の「アリススム・ムラーレ(Alyssum murale)」という植物を育てている。ニッケル「

企業のデジタル化評価は肯定的、売上増44%に 雇用は縮小

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は19日、デジタル化に関する企業アンケート調査の結果を発表した。デジタル化の進展で「売上が増加する」などの肯定評価が多かった一方で、支出増など負担の拡大やセキュリティリスク、標準の欠如と

卸売物価の上げ幅拡大、11月は3.3%に

ドイツ連邦統計局が13日発表した11月の卸売物価指数は前年同月比3.3%増となり、上げ幅は2カ月ぶりに拡大した。最大の押し上げ要因は石炭・石油製品で、9.5%の伸びを記録した。 上げ幅が特に大きかったのはスクラップ・リサ

三菱製鋼―独ばねメーカー買収へ―

三菱製鋼は8日、ドイツのばねメーカー、ゲブリューダー・アーレの完全買収を同日の取締役会で決議したと発表した。自動車サスペンション用ばね(巻ばね・スタビライザー)事業のグローバル化方針に基づく措置。同買収により欧州進出を果

トルコのコルザ、米特殊素材メーカー2社を買収

タイヤ繊維を手掛けるトルコのコルザ(Kordsa)は6日、米子会社を通じて現地の航空機向け素材メーカーであるファブリック・デベロップメントとテキスタイル・プロダクツの2社を買収すると発表した。買収額は計1億ドル。トルコ、

三菱製鋼、独ばねメーカーを買収

三菱製鋼は8日、ドイツのばねメーカー、ゲブリューダー・アーレの買収を同日の取締役会で決議したと発表した。自動車サスペンション用ばね(巻ばね・スタビライザー)事業のグローバル化方針に基づく措置。同買収により欧州進出を果たす

ポルシェ、スロバキアにEV部品工場開設へ

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手ポルシェが、スロバキア南部のピエスチャニ近郊に電気自動車(EV)部品製造のための新工場を建設するもようだ。地元メディアが6日報じたところによると、同社の金型製造子会社はこのほど

輸入物価の上げ幅縮小、10月は2.6%に

ドイツ連邦統計局が28日発表した10月の輸入物価指数は前年同月比2.6%増となり、上げ幅は前月の同3.0%から0.4ポイント縮小した。上昇率の低下は3カ月ぶり。同物価の13%強を占めるエネルギーの上げ幅が15.9%から1

日本発条がハンガリー拠点拡張

日本発条は24日、ハンガリー北西部のタタにある拠点を拡張すると発表した。自動車サスペンションの受注増加に対応するためで、既存工場に隣接して新工場を設置する。投資額は136億フォリント(4,300万ユーロ)。2019年11

ルーマニア樹脂建材大手、屋根材メーカーへの出資拡大

ルーマニアの樹脂建材大手テラプラスト(TeraPlast)は23日、同国の屋根材大手デパコ(Depaco)に対する出資比率を60%から67%に引き上げたと発表した。最新の金属屋根システム「グラディエーター」で急成長するデ

独シーメンス、セルビアの鉄道車両部品メーカーを買収

独シーメンスは24日、同社のサプライヤーでアルミ製鉄道車両部品を手掛けるセルビアのミラノヴィッチ・エンジニアリング(Milanovic Inzenjering)を買収すると発表した。鉄道車両事業における同国市場での地位を

日本発条がハンガリー拠点拡張

日本発条は24日、ハンガリー北西部のタタにある拠点を拡張すると発表した。自動車サスペンションの受注増加に対応するためで、既存工場に隣接して新工場を設置する。投資額は136億フォリント(4,300万ユーロ)。2019年11

生産者物価の上げ幅3カ月ぶりに縮小、10月2.7%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した10月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.7%となり、前月の同3.1%を0.4ポイント下回った。上げ幅の縮小は3カ月ぶり。同指数全体の27%を占めるエネルギーの上昇率が前月の4.6%

シーメンス―火力発電・駆動装置分野で7000人削減―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は16日、火力発電(PG)と駆動装置(PD)の2部門で人員削減を実施すると発表した。市場が低迷し回復の見通しも立たないためで、世界全体で約6,900人を整理。そのうち半分をドイツで実施

卸売物価の上げ幅3カ月ぶりに縮小、10月は3%に

ドイツ連邦統計局が13日発表した10月の卸売物価指数は前年同月比3.0%増となり、上げ幅は3カ月ぶりに縮小した。8月以降、最大の押し上げ要因となっていた石炭・石油製品で上昇率が前月の6.8%から2.8%に低下したことが響

製造業のエネルギー消費、1位は天然・石油ガス

ドイツ連邦統計局が10日発表した国内製造業の2016年のエネルギー消費量は前年比1.4%増の4,071ペタジュールへと拡大した(表1を参照)。最も多く利用されているエネルギー源は天然ガス・石油ガスで、シェア28.3%を記

ジーテクトがスロバキアに新工場、JLRにアルミ車体部品を供給

ホンダ系自動車部品メーカーのジーテクトは9日、スロバキア南東部のニトラに新会社「ジーテクト・スロバキア」を設立すると発表した。英自動車大手ジャガー・ランドローバー(JLR)が同地に建設している工場に、アルミ車体部品を供給

ジーテクトがスロバキアに新工場、JLRにアルミ車体部品を供給

ホンダ系自動車部品メーカーのジーテクトは9日、スロバキア南東部のニトラに新会社「ジーテクト・スロバキア」を設立すると発表した。英自動車大手ジャガー・ランドローバー(JLR)が同地に建設している工場に、アルミ車体部品を供給

フォルクスワーゲン―量子コンピューターでグーグルと協業―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は7日、量子コンピューターの分野で米IT大手グーグルと協業すると発表した。グーグルの量子コンピューターを利用して渋滞緩和・解消、新素材、自動運転実現の前提となる先

タムラ製作所―独はんだメーカーを買収―

タムラ製作所は1日、ハンダ製造の独エルゾルト(Elsold)を完全買収したと発表した。非日系顧客への売上比率を30%以上に引き上げ最適なグローバル体制を構築するという中期目標に基づく措置。9月に設立した現地子会社タムラ・

溶接機械の独EWM、ポーランド拠点開所

溶接機械の独EWMは先ごろ、ポーランド北西部のシュチェチンに同国初の拠点を開設すると発表した。東欧市場における市場地位の強化が狙い。新拠点の開設によりポーランド国内でも同社のアーク溶接技術の導入が可能になり、顧客企業や流

輸入物価の上げ幅、2カ月連続で拡大

ドイツ連邦統計局が10月27日発表した9月の輸入物価指数は前年同月比3.0%増となり、上げ幅は2カ月連続で拡大した。同物価の35%を占める中間財が4.6%上昇したことが最大の押し上げ要因。同13%強を占めるエネルギーもプ

精密ばねのアドバネクス、来年8月にチェコ工場を開所

精密ばねの製造販売を手がけるアドバネクス(本社:東京)が来年8月、チェコで新工場を開所する。2020年までに欧州売上高を3,800万ユーロに増やす中期計画に基づくもので、デベロッパーのCTPが運営する工業団地「CTPar

スロバキア企業、電動アシスト自転車を3Dプリンターで生産

スロバキアのスタートアップ企業、キナゾ・デザイン(Kinazo)がこのほど、3Dプリンターで製造した電動アシスト自転車「エンデュロ(enduro)」を発表した。同社によれば、このような自転車が製品化されるのは世界で初めて

生産者物価の上げ幅2カ月連続で拡大、9月3.1%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した9月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が3.1%となり、前月の同2.6%を0.5ポイント上回った。上げ幅の拡大は2カ月連続。同指数全体の27%を占めるエネルギーが4.6%上昇し、最大の押

ルーマニアのアルミ大手が設備投資

ルーマニアのアルミ製造最大手アルロ(Alro)が、南部のスラティナにある精錬所のエネルギー効率改善に向け、2021年までに計1億9,000万米ドルを投資する。現地経済紙の『Ziarul Financiar』によると、すで

トルコの産業機械メーカー、ウズベキスタンに新工場

トルコの産業機械メーカー、DALテクニク・マキーナ(DAL Teknik Makina)がウズベキスタン東部のアングレン経済特区に金属構造材工場を建設する。来年5月に第1期工事が完了し、年産能力1万2,000トンの設備が

卸売物価の上げ幅2カ月連続で拡大、9月は3.4%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比3.4%増となり、上げ幅は2カ月連続で拡大した。最大の押し上げ要因は石炭・石油製品で、前年同月比6.8%の伸びを記録した。 上げ幅が特に大きかったのはスクラッ

ティッセンクルップ―鍛造部品統括会社を設立―

独複合企業ティッセンクルップは4日、鍛造部品事業を統括する新会社を新年度がスタートした1日付で立ち上げたことを明らかにした。世界の当該事業を垂直的に運営することで収益力を強化するほか、新たな事業分野を開拓する狙いだ。 新

豪EMH、リチウム採掘でチェコ産業省と基本合意

豪鉱山会社のヨーロピアン・メタルス・ホールディングス(EMH、パース)は2日、チェコ北西部におけるリチウム採掘権の取得で同国産業省と基本合意したと発表した。生産したリチウムを国内で加工することが条件となる。採掘規模や環境

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