電力・エネルギー

「合意なき離脱」、電力供給や鉄道運行に支障も=英政府

英政府は12日、欧州連合(EU)離脱交渉が不調に終わり、通商協定などがまとまらないまま2019年3月の離脱期限を迎えた場合のリスクに関する新たな文書を公表した。最悪のシナリオである「合意なき離脱」になった場合、北アイルラ

パナソニックのヒートポンプ式暖房機、チェコに生産移管

パナソニックは11日、チェコ子会社のパナソニックAVCネットワークスチェコ(PAVCCZ、ピルゼン)が家庭用ヒートポンプ式温水暖房機の生産を開始したと発表した。欧州市場への物流リードタイムの短縮が目的で、これまでマレーシ

チェコ原発工事で「韓国KHNPが有望」=原子力安全局長

チェコの原発工事の受注合戦で、韓国の水力原子力発電会社(KHNP)が有望視されている。チェコ原子力安全局のドラボヴァー局長が現地ラジオ局に明らかにしたもので、工期・費用の現実性から判断すると、競合をリードしているという。

輸入物価の上げ幅なお大きく、8月は横ばいの4.8%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した8月の輸入物価指数は前年同月比で4.8%増加し、上げ幅は前月(同4.8%)と同じ高水準となった。エネルギーが33.2%上昇したことが大きく、エネルギーを除いた輸入物価は1.7%増にとどまっ

ボッシュ―分散型蓄電・エネルギー管理分野で協業―

自動車部品系複合企業のボッシュ(シュツットガルト)は16日、独ハイテク企業ads-tecと協業すると発表した。デジタル技術を活用した分散型蓄電・エネルギー管理システム事業を強化する狙いで、ads-tecの完全子会社ads

カザフ、英国と投資プロジェクトを実施

カザフスタンの投資促進機関カザフインベストは8日、英国輸出信用保証局とエネルギーなど4つの分野における投資プロジェクトに参加することで合意し、基本合意書を交わした。両者は今後、カザフスタンが重点を置く分野で協力してプロジ

日立造船―独でバイオガスプラント設備受注―

日立造船は10日、スイス子会社ヒタチ・ゾウセン・イノバ(HZI)が独アンレヒテ市内のバイオガスプラント向けにメタン発酵槽などの機械設備を受注したと発表した。現地の廃棄物処理会社エントゾルグングスヴィルトシャフト・ゾースト

再可エネ助成分担金2年連続低下、入札制度などの効果で

独連邦ネットワーク庁は15日、再生可能エネルギー電力向けの助成分担金が今年の1キロワット時(kWh)当たり6.792セントから来年は6.405セントへと約6%低下すると発表した。同分担金の低下は2年連続。再可エネ電力の買

「合意なき離脱」、電力供給や鉄道運行に支障も=英政府

英政府は12日、EU離脱交渉が不調に終わり、通商協定などがまとまらないまま2019年3月の離脱期限を迎えた場合のリスクに関する新たな文書を公表した。最悪のシナリオである「合意なき離脱」になった場合、北アイルランドへの電力

伊エニ、BPからリビア油田の権益取得

伊エネルギー大手のエニは8日、英石油大手BPがリビアで保有する石油・ガス田の権益の5割を取得することで合意したと発表した。これによって内戦で凍結状態にある対象鉱区の開発がエニの主導で再開されることになる。 対象となるのは

日立造船、独でバイオガスプラント設備受注

日立造船は10日、スイス子会社ヒタチ・ゾウセン・イノバ(HZI)が独アンレヒテ市内のバイオガスプラント向け設備を受注したと発表した。同プラントを運営する廃棄物処理会社エントゾルグングスヴィルトシャフト・ゾーストにメタン発

シーメンス

電機大手の独シーメンスは3日、露天然ガス大手ノヴァテクとの協力関係を拡大することで合意した。シーメンスはノヴァテクがロシア北部のヤマル半島で進める液化天然ガス(LNG)プロジェクトで設備を供給。これが高く評価されたことか

世帯のエネルギー消費3年連続拡大、17年は1.5%増に

ドイツ連邦統計局が4日発表した一般世帯の2017年のエネルギー消費量は気温調整後の実質で6,650億キロワット時(自動車燃料を除く)となり、前年比で1.5%増加した。増加は3年連続。全体の70%強を占める暖房が1.6%増

シーメンス、ノヴァテクとの協力拡大

電機大手の独シーメンスは3日、露天然ガス大手ノヴァテクとの協力関係を拡大することで合意した。シーメンスはノヴァテクがロシア北部のヤマル半島で進める液化天然ガス(LNG)プロジェクトで設備を供給し、これが高く評価されたこと

ABB、中央アジア送電網にHVDC変電所設備を供給

スイスの重電・エンジニアリング大手ABBは9月末、高圧直流送電(HVDC)用変電所設備をタジキスタンとパキスタンに供給すると発表した。世界銀行が中央アジアで進める送電網・電力取引プロジェクト「CASA1000」の高圧送電

鉱工業生産3カ月連続減少、車排ガス検査方式の変更響く

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が8日発表した8月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.3%減となり、3カ月連続で落ち込んだ。乗用車の排ガス検査方式の変更を受けて、自動車業

生産者物価が11カ月来の上げ幅に、8月は3.1%

ドイツ連邦統計局が5日発表した8月の生産者物価指数は前年同月比3.1%増となり、11カ月来の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが最大の押し上げ要因で、7.3%上昇。エネルギーを除いたベースでは上昇率が1.8%にとどまった

トルクメニスタン、公益サービス無料枠を廃止

トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領はこのほど、電気、ガス、飲料水及び食塩の無料配給措置を廃止する決定に署名した。同国の市場経済をさらに発展させることが狙いと説明している。来年1月1日から実施される。 トルクメニス

成長率予測を大幅引き下げ=秋季予測

Ifoなど有力経済研究所は9月27日に公表した共同作成の「秋季経済予測」で、国内総生産(GDP)見通しを引き下げた。ドイツ企業の主要な国外市場が弱含んでいるうえ、人材不足も深刻化しているためだ。自動車業界の生産が新しい排

インフレ率が7年来の高水準に、9月は2.3%

ドイツ連邦統計局が9月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.3%増となり、上げ幅(インフレ率)は2011年11月以来の高水準に達した。インフレ率が2%台を記録するのは5カ月連続。 物価を最も強く押し

東芝プラントシステム―原発廃炉で独社と技術協力へ―

東芝プラントシステムは9月26日、原子炉解体で実績を持つ独シームペルカンプNISインジェニエールゲゼルシャフト(NIS)と技術協力の基本合意を締結したと発表した。日本国内の原子力発電所の廃炉作業で協業する。 今回の基本合

SMAソーラー―市場悪化で業績見通し引き下げ―

太陽光パネルなどで生産される電力を直流から交流へと変換するソーラーインバーターの有力メーカーである独SMAソーラー(ニーステタール)は9月27日、2018年12月期の業績見通しを引き下げた。市場環境の急速な悪化を受けたも

国内発電に占める製造業のシェア12.3%に拡大

ドイツの製造業が昨年、生産した電力の量は57テラワット時(TWh)となり、前年の54TWhから5.6%増加した。国内の発電全体に占める割合は前年の11.2%から12.3%へと1.1ポイント拡大。10年前の2007年比では

ユーロ圏インフレ率、8月は2.1%に拡大

EU統計局ユーロスタットが9月28日発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比2.1%となり、前月の2%から0.1ポイント拡大した。ただ、物価の基調は依然として弱く、欧州中央銀行(ECB)が金融政策決定で重

東芝プラントシステム、原発廃炉で独社と技術協力

東芝プラントシステムは9月26日、原子炉解体を手がける独シームペルカンプNISインジェニエールゲゼルシャフト(NIS)と技術協力で基本合意したと発表した。日本国内の原子力発電所の廃炉作業で連携する。 今回の基本合意は、原

シーメンス―イラクの電力インフラ受注に向け交渉―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)がイラクの電力インフラ再建に向けた受注活動を積極的に展開している。競合の米ゼネラル・エレクトリック(GE)も受注獲得を狙っていることから、ドイツ政府はシーメンスを後押し。23日にはシー

シーメンス―独の人員削減規模を縮小―

電機大手のシーメンス(ミュンヘン)は24日、火力発電(PG)と駆動装置(PD)の再編計画でドイツの従業員代表と合意したと発表した。閉鎖予定だったPG部門のゲルリッツ工場などを存続させることにしたため、同国の人員削減規模が

ポルシェ―ディーゼル車事業から撤退へ―

フォルクスワーゲン(VW)の超高級車子会社ポルシェ(シュツットガルト)は23日、ディーゼル車の製造・販売事業から撤退すると発表した。ディーゼル車からの撤退を決めた独メーカーは同社が初めて。VWグループのディーゼル車排ガス

排ガスからの化学品生産がスタート

独鉄鋼大手ティッセンクルップは20日、製鉄所の排ガスから有用な化学品を生産する同社主導の技術開発プロジェクトで、メタノールの生産を開始したと発表した。鉄工所の排ガスを有用な化学物質へと転換するのは世界初で、世界各地からの

露ルサールなど、米国制裁の実施延長

米国財務省は21日、ロシアの富豪オレグ・デリパスカ氏に関連して経済制裁対象となったアルミ大手ルサール、Enプラス・グループなど8社に対する制裁措置の実施を来月23日から11月22日に延期したことを明らかにした。これら企業

7月鉱工業生産1.1%減少、車の新排ガス検査響く

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した7月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。乗用車排ガス検査方式の厳格化を受けて、新車登録できないモ

オペル―R&D事業を仏セギュラに部分売却の方向―

仏自動車大手PSAと独子会社オペルは5日、オペルの研究開発(R&D)事業の部分買収提案を技術サービス大手の仏セギュラ・テクノロジーズから受けていることを明らかにした。金属労組IGメタルおよび従業員代表(事業所委

電池と架線給電のハイブリッド電車、シーメンスが共同開発

電機大手の独シーメンスとオーストリア国鉄は10日、電池と架線給電を利用するハイブリッド旅客電車をウィーンで公開した。鉄道の二酸化炭素(CO2)排出削減を狙って共同開発したもので、18日開幕の鉄道技術見本市イノトランス(ベ

インフレ率4カ月連続で2%台に

ドイツ連邦統計局が8月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で2.0%増加した。上げ幅(インフレ率)が2%台を記録するのは4カ月連続。4月までは1%台が続いていた。 物価を強く押し上げたのはエネルギーで

輸入物価の上げ幅一段と拡大、7月は5%に

ドイツ連邦統計局が8月30日発表した7月の輸入物価指数は前年同月比5.0%増となり、昨年4月以来(15カ月ぶり)の高い伸びを記録した。上げ幅の拡大は5カ月連続。エネルギーが37.9%上昇したことが大きく、エネルギーを除い

消費者景況感2カ月連続悪化、インフレ率の上昇響く

市場調査大手のGfKが8月29日発表したドイツ消費者景況感指数の9月向け予測値は10.5となり、8月の確定値(10.6)を0.1ポイント下回った。同指数の悪化は2カ月連続。長らく低い水準にあったインフレ率がこの数カ月、2

シーメンス―温室ガス不使用のGISを韓社と共同開発へ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は8月30日、温室効果ガスである六フッ化硫黄(SF6)を用いないガス絶縁開閉装置(GIS)を共同開発することで、韓国の電機大手イルジン・エレクトリックと合意したと発表した。環境に優しい

ビリニュス市、環境対応バス135台を新規調達

リトアニアの首都ビリニュス市は、公共バスの車両刷新に3,850万ユーロを投資する計画だ。2020年までに電気バス5台とハイブリッドバス70台を初導入するほか、最新の液化天然ガス(LNG)車両50台、小型ディーゼルバス10

トルコ、再可エネ開発を促進

トルコ政府が再生可能エネルギーの利用拡大に向けた動きを加速させている。エルドアン大統領は8月初めにエネルギー部門の発展に向けた100日行動計画を発表、再可エネの生産能力を増強するため太陽光発電施設の入札を新たに行うことを

エネルギー転換 6世帯に1世帯がEV購入を検討

ドイツ復興金融公庫(KfW)が実施した約4,000世帯を対象とするアンケート調査によると、全体の23%がエネルギー転換技術を積極的に活用していることが分かった。 特に電気自動車(EV)においては2%の世帯が所有するにとど

メトロ―筆頭株主ハニエルが保有株売却―

独流通大手メトロ(デュッセルドルフ)の筆頭株主である複合企業ハニエルは24日、メトロの普通株7.3%をチェコとスロバキアの投資家が新設した投資会社EPグローバル・コマース(EPGC)に売却することで合意したと発表した。メ

上部へスクロール