環境

欧州議会が自動車排ガス規制案を採択、30年までに40%削減へ

欧州議会は3日の本会議で、2030年を達成期限とする自動車の新たな排出ガス規制案を賛成多数で可決した。欧州連合(EU)域内で販売される乗用車と小型商用車(バン)の新車を対象に、二酸化炭素(CO2)排出量を30年までに21 […]

政府の走行禁止回避策に疑問符、裁判所が効果を認める保証なし

ディーゼル車の走行禁止を回避するために独政府が打ち出した対策方針に多くの疑問が浮上している。対策方針に法的強制力はなく、あくまで自動車メーカーの任意の協力が必要不可欠であるうえ、仮に完全履行したとしても十分な効果が上がる

車排ガスを30年までに40%削減へ、欧州議会が規制案採択

欧州連合(EU)の欧州議会は3日の本会議で、2030年を達成期限とする自動車の新たな排出ガス規制案を賛成多数で可決した。EU域内で販売される乗用車と小型商用車(バン)の新車を対象に、二酸化炭素(CO2)排出量を30年まで

生産者物価が11カ月来の上げ幅に、8月は3.1%

ドイツ連邦統計局が5日発表した8月の生産者物価指数は前年同月比3.1%増となり、11カ月来の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが最大の押し上げ要因で、7.3%上昇。エネルギーを除いたベースでは上昇率が1.8%にとどまった

コベストロ―米にMDI工場新設、北米生産能力2倍強に―

化学大手の独コベストロ(レバークーゼン)は9日、米テキサス州ベイタウンにポリウレタンの原料となるメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)の工場を新設すると発表した。世界需要の拡大を踏まえた措置。同社の北米生産能力は2

アウディ―9月販売が22%減少―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディ(インゴルシュタット)が5日発表した9月の新車販売台数は前年同月比22.0%減の13万9,150台と大幅に落ち込んだ。欧州連合(EU)の排ガス検査方式が変更されたことが直撃

ベルリンにもディーゼル車走行禁止判決

ベルリン市(州)の大気浄化計画は効果が不十分だとして環境保護団体DUHが同計画を作成した州政府を提訴している裁判で、一審のベルリン行政裁判所は9日、訴えを認める判決を下し、旧型ディーゼル車の走行を一部区間で禁止するよう命

後付け用浄化装置投入に向け部品メーカーが準備

ディーゼル車の走行禁止を回避する手段の1つとしてドイツ政府が排ガス浄化装置(尿素SCRシステム)の後付け方針を打ち出したことを受けて、自動車部品メーカーが同システムの販売に向けた準備を進めている。特需を見込めると予想して

アウディが車体番号を偽造、排ガス不正絡みで

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディが各車両を識別するための車体番号を偽造していたことが分かった。『南ドイツ新聞(SZ)』が同社とミュンヘン検察への取材をもとに報じたもので、排ガス不正を隠ぺいするために虚偽の

独政府・与党、旧型ディーゼル車走行禁止回避で合意

独政府と与党は2日、都市の大気浄化対策で合意した。旧型ディーゼル車の走行禁止を回避することが狙いで、窒素酸化物(NOx)濃度の高い都市とそれらの都市の手工業・配達業者を対象に、排ガス浄化装置(尿素SCRシステム)の後付け

レモンディス―包装材リサイクルのDSDを買収―

独廃棄物処理市場の最大手レモンディス(リューネン)は9月27日、包装材のリサイクル(デュアルシステム)で独最大手のデュアレス・ジステーム・ドイチュラント(DSD)を投資会社などから完全買収することで合意したと発表した。法

国内発電に占める製造業のシェア12.3%に拡大

ドイツの製造業が昨年、生産した電力の量は57テラワット時(TWh)となり、前年の54TWhから5.6%増加した。国内の発電全体に占める割合は前年の11.2%から12.3%へと1.1ポイント拡大。10年前の2007年比では

アルバニア、車齢10年超の中古車輸入禁止へ

アルバニア政府はこのほど、車齢が10年を超える車両とEUの環境基準を満たさない車両の輸入を禁止する方針を固めた。EU平均の2倍に相当する同国の平均車齢(20年)を引き下げ、大気汚染を改善するのが狙い。予定通りに進めば来年

中興通訊、モルドバでの電気バス生産を検討

中国通信大手の中興通訊(ZTE)がモルドバでの電気バス生産を検討している。同社の代表団が9月25日、同国のパヴェル・フィリプ首相と会談した際に明らかにした。首相は建設的な交渉に向け、政府内に作業グループを立ち上げ、同社と

10月1日付の法令改正

・玩具に含まれる鉛の量の制限強化。許容上限値がチョークで従来の1キログラム当たり13.5ミリグラムから2ミリグラム、フィンガーカラーで同3.4ミリグラムから0.5ミリグラムに(10月28日付で施行) ・温水器の窒素酸化物

ハンガリー、レジ袋の環境税制度を見直し

ハンガリー政府はビニール製レジ袋に課す環境税のシステムを見直す方針だ。現在は重量に基づいて課金しているが、枚数当たりの課税に変更する。 閣議決定された法案によると、レジ袋1枚につき、厚さ50ミクロン以上で38フォリント(

東芝プラントシステム―原発廃炉で独社と技術協力へ―

東芝プラントシステムは9月26日、原子炉解体で実績を持つ独シームペルカンプNISインジェニエールゲゼルシャフト(NIS)と技術協力の基本合意を締結したと発表した。日本国内の原子力発電所の廃炉作業で協業する。 今回の基本合

ベフェサ―電炉ダストのリサイクル施設を中国に建設―

金属スクラップ産業向けに環境サービスを提供する独ベフェサ(ラーティンゲン)は9月24日、中国の常州に電炉ダストのリサイクル施設を建設すると発表した。同国が環境保護を強化していることから、十分な量の需要を確保できると判断し

ポルシェ、ディーゼル車事業から撤退

独高級車大手のポルシェは9月23日、ディーゼル車の製造・販売事業から撤退すると発表した。ディーゼル車から撤退する独自動車メーカーは初めて。親会社であるフォルクスワーゲン(VW)グループのディーゼル車排ガス不正問題でブラン

アルバニア、車齢10年超の中古車輸入禁止へ

アルバニア政府はこのほど、車齢が10年を超える車両とEUの環境基準を満たさない車両の輸入を禁止する方針を固めた。EU平均の2倍に相当する同国の平均車齢(20年)を引き下げ、大気汚染を改善するのが狙い。予定通りに進めば来年

ハンガリー、レジ袋の環境税制度を見直し

ハンガリー政府はビニール製レジ袋に課す環境税のシステムを見直す方針だ。現在は重量に基づいて課金しているが、枚数当たりの課税に変更する。 閣議決定された法案によると、レジ袋1枚につき、厚さ50ミクロン以上で38フォリント(

ポルシェ―ディーゼル車事業から撤退へ―

フォルクスワーゲン(VW)の超高級車子会社ポルシェ(シュツットガルト)は23日、ディーゼル車の製造・販売事業から撤退すると発表した。ディーゼル車からの撤退を決めた独メーカーは同社が初めて。VWグループのディーゼル車排ガス

BMW―売上・利益見通し引き下げ―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は25日、2018年12月期の業績見通しを引き下げた。欧州連合(EU)の排ガス検査方式変更に伴う市場競争の一時的な激化や、通商摩擦を受けたもの。競合ダイムラーも同様の理由ですでに18年1

「フランクの走行禁止は不要」、州政府が控訴へ

ヘッセン州政府は19日、フランクフルトに旧型ディーゼル車などの走行禁止ゾーンを設定するよう命じたヴィースバーデン行政裁判所の判決を不服として控訴する意向を表明した。多くのドライバーが走行区域を大幅に制限されることは受け入

排ガスからの化学品生産がスタート

独鉄鋼大手ティッセンクルップは20日、製鉄所の排ガスから有用な化学品を生産する同社主導の技術開発プロジェクトで、メタノールの生産を開始したと発表した。鉄工所の排ガスを有用な化学物質へと転換するのは世界初で、世界各地からの

EU新車販売が8月に急増、新排ガス試験導入前の特需で

欧州自動車工業会(ACEA)が19日発表したEU(マルタを除く27カ国)の8月の新車販売(登録)台数は113万4,288台となり、前年同月から31.2%増加した。EUで9月に乗用車の新たな排ガス試験が全面的に導入されるの

製造業受注2カ月連続減少、7月は-0.9%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が6日発表した製造業の7月の新規受注指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.9%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。通商摩擦などのリスク要因が響いた格好。今

トヨタ自動車―WLTP対応を第2四半期中に完了―

トヨタ自動車は6日、欧州連合(EU)域内で1日以降に新車登録する乗用車に義務づけられる新しい排ガス検査を同社のすべてのモデルで完了したと発表した。第2四半期中に完了しており、顧客への新車引き渡しに支障は出ていない。競合フ

ダイムラー―乗用車販売3カ月連続で減少―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が10日発表した高級乗用車ブランド「メルセデスベンツ」の8月の販売台数は15万5,918台となり、前年同月を8.5%下回った。販売減は3カ月連続。モデルチェンジのほか、一部市場

電池と架線給電のハイブリッド電車、シーメンスが共同開発

電機大手の独シーメンスとオーストリア国鉄は10日、電池と架線給電を利用するハイブリッド旅客電車をウィーンで公開した。鉄道の二酸化炭素(CO2)排出削減を狙って共同開発したもので、18日開幕の鉄道技術見本市イノトランス(ベ

紙容器入りビールを試験販売へ

紙容器入りのビールをデンマークのビール大手カールスバーグが来年、試験的に市場投入する。包装ごみの排出量を減らすことが狙い。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙などが報じた。 同社はデンマークの包装材メーカー、エコックスパ

ビリニュス市、環境対応バス135台を新規調達

リトアニアの首都ビリニュス市は、公共バスの車両刷新に3,850万ユーロを投資する計画だ。2020年までに電気バス5台とハイブリッドバス70台を初導入するほか、最新の液化天然ガス(LNG)車両50台、小型ディーゼルバス10

トルコ、再可エネ開発を促進

トルコ政府が再生可能エネルギーの利用拡大に向けた動きを加速させている。エルドアン大統領は8月初めにエネルギー部門の発展に向けた100日行動計画を発表、再可エネの生産能力を増強するため太陽光発電施設の入札を新たに行うことを

9月1日付の法令改正

・新車の排ガス検査方式が「新欧州ドライビングサイクル(NEDC)」から「世界統一試験サイクル(WLTP)」へと変更。WLTP検査を通過しない車両は1日から新車登録ができなくなった。WLTPはNEDCに比べ検査精度が高く、

シーメンス―温室ガス不使用のGISを韓社と共同開発へ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は8月30日、温室効果ガスである六フッ化硫黄(SF6)を用いないガス絶縁開閉装置(GIS)を共同開発することで、韓国の電機大手イルジン・エレクトリックと合意したと発表した。環境に優しい

ソノ・モーターズ―太陽光EVを19年末までに市場投入―

太陽光を動力源として走行できる電気自動車(EV)をドイツのスタートアップ企業ソノ・モーターズ(ミュンヘン)が早急に市場投入する意向だ。同社の役員であるトーマス・ハオシュ氏が業界紙『アウトモビルボッヘ』に明らかにしたもので

ミッテミッテ―ダノンなどから資金調達―

家庭用浄水器を製造する独スタートアップ企業ミッテミッテ(mittemitte、以下ミッテ)が仏食品大手ダノンなどから事業資金1,060万ドルを調達した。創業者のモリッツ・ヴァルトシュタイン社長がロイター通信に明らかにした

上部へスクロール