石油・石炭・ガス

BP(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は17億9,000万ドルの黒字となり、米メキシコ湾の原油流出事故で巨額の損失を出した前期の赤字(172億ドル)から改善した。ただ、原油流出事故関連のコストが77億ドルに達し […]

墺石油大手OMV、トルコの同業ペトロールを買収

オーストリアの石油大手OMVは10月22日、トルコの同業ペトロール・オフィジ(Petrol Ofisi)の株式50%を同国のメディアグループDogan Holdingから買収したと発表した。買収価格は10億ユーロ。OMV

ロスネフチ、7-9月期の純益倍増

ロシアの石油最大手ロスネフチが10月26日発表した2010年7-9月期決算は、純利益が25億7,000万米ドルと前年同期の11億6,000万ドルから倍以上に拡大した。原油価格の上昇に加えて、輸出関税の免除対象となる油田で

ルクオイル、今後5~6年に年百億ドル投資

ロシアの石油大手ルクオイルは、今後5~6年間に年間100億米ドル以上の投資を行う計画だ。ヴァギト・アレクペロフ社長が10月26日、明らかにした。 \ ルクオイルの取締役会が開催されたトルコのイスタンブールで記者会見した同

TNK-BPの7-9月期決算、コスト増で14%の減益に

英石油大手ブリティッシュ・ペトロリアム(BP)のロシア合弁会社TNK-BPが26日発表した今年7-9月期(第3四半期)決算の最終利益は14億5,000万ドルとなり、前年同期から13.7%減少した。コストがドルベースで18

ロシアが原油輸出税引き上げ、11月から9%

ロシアの原油輸出税が11月から9%引き上げられる。ウラル産原油相場の上昇を受けた措置で、優遇税率が適用される一部油田の原油では引き上げ幅が20%に上る。ブルームバーク通信が10月28日、現地紙『Rossiiskaya G

10月インフレ率、横ばいの1.3%に

ドイツ連邦統計局が10月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で1.3%上昇し、上げ幅は前月と同水準となった。これまで同様、灯油、自動車燃料、果物、野菜が物価を押し上げた。前月比の物価変動率はプラス0.

Sabic―Bayerの樹脂部門買収に関心―

サウジアラビアの国営化学大手Sabic(リヤド)が独Bayerの樹脂部門Bayer Material Scienceの買収に関心を示している。Sabicのモハメド・アルマディ社長が独週刊紙『ツァイト』に対し明らかにした。

Eon AG―南欧事業で減損26億ユーロ―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は10月27日、スペイン、イタリア、フランスの南欧3カ国で総額26億ユーロの減損処理を実施することを明らかにした。燃料・電力価格の推移や3国の電力需要低迷を受け、2008年に西

ポーランド・ロシア両政府、ガス長期供給契約で合意

ポーランドとロシアの両政府は10月29日、2年来の懸案となっていたガス長期供給契約に調印した。これにより、冬の到来を前に懸念されていたポーランドのガス不足は回避できるもようだ。ただ、欧州委員会は新契約の内容が欧州法に触れ

石炭大手JSW、IPOで35億ズロチ調達へ

ポーランドの国営石炭会社Jastrzebska Spolka Weglowa (JSW)は、来年6月までに新規株式公開(IPO)により35億ズロチ(12億米ドル)を調達する計画だ。10月25日付のブルームバーグが、ヤロス

CEZ、CCGTプラントの建設計画中止

チェコ電力大手CEZは10月26日、東ボヘミア地方のChvaleticeに天然ガス複合発電(CCGT)プラントを建設する計画を中止すると発表した。投資計画の縮小に伴う措置で、北ボヘミア地方のポツェラディ(Pocerady

ロイヤル・ダッチ・シェル(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は34億6,000万ドルで、前年同期から7%増加。需要増加で原油価格が上昇する中、生産量が増加し、収益が拡大した。コスト削減も奏効した。 \

Tchibo

大手コーヒーチェーンのTchiboが本社所在地ハンブルクの店舗で25日から再生可能電力の販売を開始した。電力はノルウェーで水力発電されたもので、エコ研究所や消費者センターの認証を受けている。価格は地元の標準的な電力料金体

バイオエタノール10%混合ガソリン、1月から市販へ

ドイツ政府は27日の閣議で、バイオエタノールを10%混合したガソリンの販売に向けた政令案を承認する予定だ。同案は燃料の質に関する欧州連合(EU)指令を国内法に転換するもので、閣議承認後は州の代表で構成される連邦参議院で審

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エネルギー独最大手のエーオンは21日、独電力市場に関する調査レポートを発表し、同社が業界2位のRWEとともに市場を寡占しているとの批判に反論した。独市場の勢力図はここ数年間で大きく変化していると指摘、2社による寡占という

PGNiG、アフリカでの探鉱に7千万ドル

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)は、2011年にエジプトとリビアでの資源探査に総額7,000万米ドルを投資する。探査部門の責任者を務めるアンジェイ・マクシム氏が18日発表した。 \ 投資の内訳は、エジプトが1,

ガスプロムネフチ、潤滑油の生産拡大

天然ガス世界最大手ガスプロムの石油子会社ガスプロムネフチは19日、潤滑油の生産能力強化に着手したと発表した。ロシア東部やカザフスタンの潤滑油市場でシェアを拡大するのが狙い。 \ 中南部オムスクの製油プラント内にある潤滑油

BASFが有機金属構造体の量産化に成功

化学大手の独BASFが錯体の一種である有機金属構造体(MOF)の量産技術を開発した。これまでに比べ簡単かつ高効率で製造できるようになったほか、従来の技法で必要だった有機溶媒を一切使用しないのが特徴。既存の製造プラントで対

ポーランド、ガス供給契約の更新でロシアと合意

ポーランド政府は17日、ロシア政府と新たなガス供給契約の内容で合意した。現行の契約は20日に失効するため、その前に政府間合意に至ったことで、ポーランドでガス不足が発生する事態は回避された。同国のパヴラク副首相兼経済相によ

クロアチアPlinacro、クルク島にLNG基地建設へ

クロアチア国営ガス供給会社Plinacroはこのほど、アドリア海北のクルク島に液化天然ガス(LNG)ターミナルを建設する計画を明らかにした。同島で計画されている国際コンソーシアムによる大型LNGターミナルの着工が延期され

ガスプロム、サウス・ストリーム推進でブルガリアと合意

ロシアの国営天然ガス会社ガスプロムは15日、ガスパイプライン「サウス・ストリーム」の建設計画をスピードアップすることでブルガリア政府と合意した。ブルガリア国内区間の建設について早期に実行可能性調査を行うことや、ガスプロム

OJSC Rosneft Oil Company―独製油大手に50%出資―

ロシアの石油最大手Rosneft(モスクワ)は15日、独製油大手Ruhr Oelの資本50%をベネズエラ国営の石油会社Petróleos de Venezuela S.A.(PDVSA)から16億ドルで取得することで合意

EnBW AG―顧客企業にCO2排出枠売却サービスを提供―

独エネルギー大手EnBW(カールスルーエ)はガス暖房設備を最新型に交換した顧客企業に、二酸化炭素(CO2)排出枠売却サービスを提供する。企業は最新ガス暖房でCO2排出量を最大40%減らせうえ、CO2排出枠を売却して利益を

消費者の再可エネ助成負担、来年は大幅増に

EnBWなどの送電事業者は15日、再生可能エネルギー電力向け助成負担額が現行のキロワット時(kWh)当たり2.047セントから2011年には同3.53セントへと上昇するとの試算を明らかにした。太陽電池を中心に発電設備の設

一般世帯の光熱消費量、05~09年で実質6.7%減少

ドイツ連邦統計局が18日発表した国内世帯の昨年の光熱消費量は気温の変化を除いた実質で6,560億キロワット時(kWh)となり、2005年比で6.7%、00年比では13.9%減少した。住宅の断熱効果や省エネ技術の向上のほか

海底油田開発の統一ルール提案、認可制導入など=欧州委

欧州委員会は13日、海底の油田・ガス田の掘削に関するEU共通ルールの導入を、来年前半に正式に提案する方針を明らかにした。加盟国ごとに異なる現行の規制制度ならびに健康・安全・環境に関するEUの現行規則では、海底油田の掘削が

ブルガリア、アゼル産ガス中継でグルジアと交渉

ブルガリアは、アゼルバイジャン産天然ガスを黒海経由で輸入するため、グルジアと交渉を行っている。ブルガリアのボリソフ首相が4日、グルジアのギラウリ首相の会談後に明らかにした。 \ ブリガリアの国営ガス会社ブルガルガスは、ア

米社、ブルガリアでシェールガス開発許可獲得

ブルガリア政府は、米エネルギー会社パークプレイスエナジーに、同国北東部におけるシェールガスの開発許可を付与した。現地通信会社のソフィア・ニュースエージェンシーが7日伝えた。 \ シェールガスは頁岩と呼ばれる地中の岩盤層に

ガスプロム、極東で輸出基地の建設を計画

ロシア国営ガス企業ガスプロムが中国と韓国に接する極東沿海地方(州都ウラジオストク)で天然ガスの液化・圧縮プラントの建設を計画している。同地方をアジア向けのガス輸出の拠点とし、中東のガス産出国からシェアを奪うのが狙いだ。同

9月卸売物価7.6%上昇、穀物高騰など響く

ドイツ連邦統計局が12日発表した2010年9月の卸売物価指数は前年同月比で7.6%上昇し、2008年7月以来の大きな上げ幅となった。鉱石・金属・金属半製品のほか、穀物が物価を大幅に押し上げた。前月比の物価変動率は+1.0

ガスパイプライン計画ナブッコが遅延の見通し

カスピ海地域の天然ガスを、ロシアを迂回して欧州に輸送する「ナブッコ」プロジェクトが足踏み状態に陥っている。天然ガス供給予定国との契約締結が遅れているためで、プロジェクトを実施するかどうかの最終決定は当初予定の今年から来年

CCS法案に異議申請ルール追加の方向

二酸化炭素(CO2)の分離・貯留(CCS)技術の導入と利用に関する法案の成立が遅れている。連邦環境省と経済省は現在、政府が今夏にまとめた法案を審議しているものの、予定通り年内に内容が確定するかどうかは不明。政府案はCCS

海底油田モラトリアム、欧州議会は反対

欧州議会は7日、EU域内における海底油田・ガス田の新規開発停止(モラトリアム)に反対する決議案を323票対285票の僅差で可決した。欧州委員会は近くモラトリアム法案を議会に提出する予定とされており、これを前に議会は法案に

9月インフレ率1.3%に

ドイツ連邦統計局が9月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で1.3%上昇した。上げ幅は08年11月以来およそ2年ぶりの大きさだが、欧州中央銀行が警戒水準とする2%を依然として大幅に下回っており、近い将

中露首脳、エネルギー協力強化で合意

ロシアのメドベージェフ大統領と中国の胡錦濤国家主席は27日、北京で会談し、エネルギー分野における両国の提携強化に向けた基本合意書に調印した。エネルギーの供給大国と消費大国が協力する形で、急速に増加する中国のエネルギー需要

割安感強い石油株

ロシアの株式市場は金融危機の打撃から力強い回復をみせているが、株価収益率(PER)は6.5倍と、新興国の株式市場の平均値である12倍を下回っており、依然として割安な水準にある。基幹産業である石油部門でも株価の戻りは遅く、

ルクオイル、自社株を買い戻し

ロシア石油2位のルクオイルは26日、伊ウニクレディト率いる投資家グループと共同で、米コノコフィリップスから自社株5%を24億米ドル弱で買収した。同日が期限の買い戻し権を行使したもので、契約で定められた株数の半数弱を取得し

電力の8割を再可エネに=長期エネルギー構想

ドイツ政府は28日の閣議で、今後40年間のエネルギー構想を了承した。国内エネルギー・電力消費の大部分を再生可能エネルギーに切り替えていくというのが同構想の目標。再可エネを低価格で安定供給する体制を構築するには時間がかかる

第2四半期の実質賃金、2.3%の大幅上昇に

連邦統計局が22日発表した2010年第2四半期のドイツの賃金上昇率はインフレ率調整後の実質で前年同月比2.3%に達し、2007年の統計開始以来、最大の上げ幅となった。操短の対象となる就労者の数が大幅に減ったことが大きい。

Thyssenkrupp AG―イラン事業から全面撤退へ―

鉄鋼系複合企業の独ThyssenKrupp(エッセン)は23日、イランの顧客との新規契約を同日から締結しない方針を明らかにした。ドイツと欧州連合(EU)、米国のイラン制裁に対応。既存のイラン事業についても早急に停止する。

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