石油・石炭・ガス
中国華信能源、ロスネフチ株買収取引に遅れ
中国の民間資源・投資会社、中国華信能源(CEFC)がスイスの資源商社グレンコア及びカタール投資庁からロシア石油最大手の国営ロスネフチの株式14%を90億米ドルで買収する計画に、遅れが出ているもようだ。中国格付大手の中誠信
インフレ率3カ月連続で低下、2月は1.4%に
ドイツ連邦統計局が2月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.4%増となり、インフレ率は3カ月連続で低下した。エネルギーの上げ幅が前月の0.9%から0.1%、食料品が同3.1%から1.1%へと縮小した
輸入物価の上げ幅、1月は14カ月来の低水準に
ドイツ連邦統計局が2日発表した1月の輸入物価指数は前年同月比0.7%増となり、14カ月来の低い上げ幅を記録した。消費財、農産物、投資財で物価が低下したことが響いた格好。エネルギーは9.2%増と大きく上昇しており、エネルギ
世帯のエネルギー消費2年連続拡大、16年は1.4%増に
ドイツ連邦統計局が1日発表した一般世帯の2016年のエネルギー消費量は気温調整後の実質で6,650億キロワット時(自動車燃料を除く)となり、前年比で1.4%増加した。増加は2年連続。全体の70%強を占める暖房が2.2%増
ガスプロム、ウクライナとの天然ガス供給契約解消へ
天然ガスをめぐるウクライナとロシアの対立が先鋭化している。ロシア経済省は3日、国営天然ガス最大手ガスプロムとウクライナ国営ガス会社ナフトガスとの供給契約を解消する準備を開始したと発表した。ストックホルム商業会議所仲裁裁判
エクソンとロスネフチが合弁解消、資源開発事業の開始見通し立たず
石油大手の米エクソンモービルが、ロシア同業の国営ロスネフチとの合弁事業を解消する。欧米による対ロ経済制裁の影響で事業開始の見通しが立たないことが理由で、西シベリアのシェール油田、黒海の深海域および北極海大陸棚における資源
ポーランド石油最大手PKNオルレン、2位ロトスを買収
ポーランド石油最大手PKNオルレンは2月27日、同業2位の国営グルパ・ロトスを買収することで同国財務省と合意したと発表した。オルレンがロトスの株式53%以上を取得する。資金調達の方法については明らかにされていない。 オル
NEDO、サハ共和国でエネルギーインフラ実証事業を開始
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2月28日、ロシア極東のサハ共和国で、風力発電システムを含むエネルギーインフラ実証事業を開始したと発表した。大規模な電力系統に接続していない独立系統地域における発電単価を低
エクソンとロスネフチが合弁解消
石油大手の米エクソンモービルが、ロシア同業の国営ロスネフチとの合弁事業を解消する。欧米による対ロ経済制裁の影響で事業開始の見通しが立たないことが理由で、西シベリアのシェール油田、黒海の深海域および北極海大陸棚における資源
ポーランド石油最大手PKNオルレン、2位ロトスを買収
ポーランド石油最大手PKNオルレンは2月27日、同業2位の国営グルパ・ロトスを買収することで同国財務省と合意したと発表した。オルレンがロトスの株式53%以上を取得する。資金調達の方法については明らかにされていない。 オル
ディーゼル車の走行禁止が現実に、最終手段として最高裁が認める判断
独シュツットガルト市とデュッセルドルフ市で人体に有害な窒素酸化物(NOx)の濃度が欧州連合(EU)基準を上回っているのは問題だとして環境保護団体ドイチェ・ウンベルトヒルフェ(DUH)がディーゼル車の市内走行禁止を早期に実
ハンガリー石油大手MOL、17年は18%増益
ハンガリーの石油・ガス最大手MOLが20日発表した2017年決算は、純利益が11億1,000万ドルとなり、前年比18%の大幅増益となった。CCS営業利益(在庫評価の影響を除外した利益)も、年度目標を14%上回る24億5,
アゼルバイジャン国営石油、トルコ製油所を7-9月期に開所
アゼルバイジャン国営石油企業のソカール(SOCAR)は22日、トルコに建設中の石油製油施設が今年7-9月期に稼働を開始する見通しを明らかにした。同国で製油所が新設されるのは30年ぶりで、完成後はトルコの石油精製能力が30
商船三井、北極海航路開発でロシア極東投資輸出庁と提携
商船三井(MOL)は27日、ロシア連邦極東開発省極東投資輸出庁と、北極海航路及び極東ロシアの発展に向けて協業を進めることで合意し、覚書を締結したと発表した。北極海航路を通じた世界初の大規模エネルギー資源輸送プロジェクト「
レプソル、ガス・ナトゥラル株を売却
スペイン石油大手のレプソルは22日、保有する同国エネルギー企業ガス・ナトゥラルの株式20%を英投資会社CVCキャピタル・パートナーズに売却すると発表した。売却額は38億2,000万ユーロに上る。 1株当たりの取引額は約1
ハンガリー石油大手MOL、17年は18%増益
ハンガリーの石油・ガス最大手MOLが20日発表した2017年決算は、純利益が11億1,000万ドルとなり、前年比18%の大幅増益となった。CCS営業利益(在庫評価の影響を除外した利益)も、年度目標を14%上回る24億5,
生産者物価の上げ幅4カ月連続で縮小、1月は2.1%に
ドイツ連邦統計局が20日発表した1月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.1%となり、前月の同2.3%を0.2ポイント下回った。上げ幅の縮小は4カ月連続。エネルギーと非耐久消費財の上昇率低下が反映された格好。エネルギ
卸売物価の上げ幅拡大、金属・化学品などが押し上げ
ドイツ連邦統計局が16日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比2.0%増となり、2カ月ぶりに上げ幅が拡大した。鉱石・金属が最大の押し上げ要因で5.6%上昇。化学製品とスクラップ・リサイクル材料もそれぞれ9.2%増、9.0
自動車燃料で価格低下、1月の下げ幅0.5%に
ドイツ連邦統計局は14日、1月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.6%、前月比がマイナス0.7%で速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比0.9%増と伸び率が
ロシア国家ファンド、サウジアラムコのIPO参加に意欲
ロシア政府系のロシア直接投資基金(RDIF)が、サウジアラビア国営石油会社のサウジアラムコが実施する新規株式公開(IPO)に参加する意向を持っていることがわかった。同基金のキリル・ドミトリエフ総裁が14日、訪問先のリヤド
露鋼管最大手TMK、米国子会社のIPOを取りやめ
ロシア鋼管最大手TMKの米国子会社ISCOチューブラーは8日、ニューヨーク(NY)証券取引所における新規株式公開(IPO)を取りやめると発表した。市況が不安定なことを理由に挙げているが、先月末に米国政府が対ロシア制裁強化
チェコ、代替燃料スタンド網拡大へ
チェコ政府が自動車の代替燃料ステーションの増設に総額12億コルナ(4,700万ユーロ)を投じる計画だ。2023年までに電気自動車(EV)用充電スタンドを800基設置するほか、天然ガススタンド、水素ステーションのネットワー
公共交通機関の無料化を政府が検討、都市の大気汚染対策で
大気汚染が深刻な国内の都市で公共交通機関を無料化することを、ドイツ政府が検討している。欧州連合(EU)の欧州委員会に宛てた政府書簡をもとにロイター通信が13日に報じたもので、ディーゼル車の部品レベルの修理と低公害ゾーンの
12月の鉱工業生産0.6%減に、製造・建設の不振で
ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が8日発表した2017年12月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.6%下回った。減少は2カ月ぶり。建設業が1.7%減、製造業が0.7%減と
フォータム―独ユニパーへのTOBで47%強確保―
フィンランドのエネルギー大手フォータム(エスポー)は7日、独同業ユニパーを対象に実施した株式公開買い付け(TOB)で同株47.12%を確保したと発表した。過半数には届かなかったものの、株主総会では50%以上の決議権を行使
都市NOx削減資金で新合意、自動車業界拠出金を独3社が全額負担へ
独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)、ダイムラー、BMWの3社は2日、窒素酸化物(NOx)濃度が高い都市を支援するために設立する官民基金「持続可能な都市モビリティ基金」の自動車業界拠出金を3社が全額負担することで、ド
シーメンス―持ち株売却と米税制改革で純利益拡大―
電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が1月31日発表した2017年10-12月期(第1四半期)決算の純利益は前年同期比12%増の21億8,900万ユーロへと拡大した。旧子会社である照明大手オスラムの保有株(17.34%)
セルビア‐ブルガリア間ガスパイプライン、セルビア側着工へ
セルビアのブルナビッチ首相は1月29日、同国とブルガリアを結ぶ天然ガスパイプライン「セルビアン・ストリーム」の建設が間もなく開始されるとの見通しを明らかにした。まず、南東部のニシュとブルガリア国境に近いディミトロフグラー
中国企業の対独M&A、17年も最高額に
ドイツ企業を対象とする中国資本のM&A(企業の合併・買収)活動は昨年も活発だった。件数自体は前年を21%下回ったものの、金額ベースではダントツの過去最高となった前年を9%上回る136億8,400万ユーロへと拡大
インフレ率2カ月連続低下、1月は1.6%に
ドイツ連邦統計局が30日発表した1月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.6%増となり、上げ幅(インフレ率)は前月の同1.7%からやや縮小した。インフレ率の低下は2カ月連続。物品部門の上昇率が1.8%から1.5%へと
輸入物価6年来の高い伸びに、17年は3.8%
ドイツ連邦統計局が29日発表した2017年の輸入物価指数は前年比3.8%増となり6年来の高い伸びを記録した。物価の上昇は5年ぶり。同物価に占める比重が35%と最も高い中間財が5.1%、同比重13%のエネルギーも18.9%
クラリアント―SABICが筆頭株主に、買収観測も―
スイス特殊化学大手のクラリアント(ムッテンツ)は25日、サウジアラビア基礎産業公社(SABIC)が同社株24.99%を取得し筆頭株主になったことを明らかにした。SABICは「クラリアントを完全買収する計画は現時点でない」
カザフスタン国営石油、3製油所を民営化
カザフスタン国営石油会社カズムナイガス(KMG)が、新規株式公開(IPO)に先立ち、国内3カ所の石油精製所を民営化する。スレゲノフ経済相によると、KMGはIPO前に当該製油所を含め計14の資産を売却する計画だ。売却期限は
加盟国がエネルギーインフラ投資計画承認、17事業に総額8.7億ユーロ
EU加盟国は25日、域内におけるエネルギーの安定供給を確保し、持続可能なエネルギー社会を実現するため、合わせて17件のプロジェクトに総額8億7,300万ユーロの補助金を拠出する計画を承認した。エネルギー・運輸・通信の3分
カザフスタン国営石油、3製油所を民営化
カザフスタン国営石油会社カズムナイガス(KMG)が、新規株式公開(IPO)に先立ち、国内3カ所の石油精製所を民営化する。スレゲノフ経済相によると、KMGはIPO前に当該製油所を含め計14の資産を売却する計画だ。売却期限は
CO2の80%削減は可能、追加投資は1.5兆ユーロに=産業連盟
ドイツ産業連盟(BDI)は18日、国内の二酸化炭素(CO2)排出量を2050年までに1990年比で80~95%削減するという政府目標について、80%の削減は可能だとの見解を表明した。政府が適切な措置を取ることを条件として
17年インフレ率1.8%、5年来の上げ幅に
ドイツ連邦統計局が16日発表した2017年の消費者物価指数は前年比1.8%増となり、5年来の大きな上げ幅(インフレ率)を記録した。インフレ率はエネルギー価格の下落を受けて14年から16年にかけて1%未満にとどまっていたが
卸売物価5年ぶりに上昇、17年上げ幅3.5%に
ドイツ連邦統計局が16日発表した2017年の卸売物価指数は前年比3.5%増となり、6年来の高い伸びを記録した(グラフ参照)。同物価の上昇は5年ぶり。鉱石・金属が9.4%、石炭・石油製品が8.8%の幅で伸びて全体を強く押し
生産者物価5年ぶり上昇、17年は+2.6%に
ドイツ連邦統計局が19日発表した2017年の生産者物価指数は前年比2.6%増となり、5年ぶりに上昇へと転じた。エネルギーの上げ幅が3.4%と高く、エネルギーを除いたベースでは伸び率が2.4%だった。 エネルギーでは石油製
BASF―米税制改革で増益幅拡大、17年純利益50%増に―
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が18日発表した2017年12月期暫定決算の純利益は前期比50%増の約61億ユーロと大幅に拡大した。業績好調のほか、米国の法人税率引き下げに伴い10-12月期(第4四半期)
アゼルバイジャン国営ソカール、ブルガリアへのガス供給に協力
アゼルバイジャンのアリエフ大統領は先ごろ、ブルガリアでの天然ガスの利用拡大に対し国営石油会社ソカール(SOCAR)を通して協力する意向を示した。ブルガリアのボリソフ首相が同国を訪問した際に明らかにしたもので、アリエフ大統