電力・エネルギー

独エーオン、上期に赤字転落

独エネルギー大手のエーオンが10日発表した2016年1~6月期決算の最終損益は30億3,400万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(11億4,900万ユーロ)から大幅に悪化した。1月1日付で法的に分離した火力発電子会社ユ […]

米ウエスチングハウス、ウクライナに核燃料工場を設置

東芝の子会社で原子力事業を手がける米ウエスチングハウスがウクライナで核燃料工場を設置する。ロシアへの燃料依存を弱めるウクライナ政府の政策に基づくもので、同国原発への供給を強化する。 ウクライナは核燃料の95%近くをロシア

汚染地域を自然保護・再可エネ地域に~ウクライナ

今月1日、チェルノブイリ原子力発電事故で立ち入り禁止となっている半径30キロメートル区域の大半を、自然保護区に指定する大統領令が発効した。風力・太陽光発電設備の建設、研究調査活動を認める法案と連動したもので、事故後30年

シーメンス―3Dプリントサービス会社を買収―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は2日、3Dプリント出力サービスの英マテリアルズ・ソリューションズへの出資比率を従来の14%から85%に引き上げ買収したと発表した。製造のデジタル化を一段と推し進める考え。買収金額は公

シーメンス―利益見通し引き上げ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は4日の決算発表で2016年9月通期の利益見通しを上方修正した。競合のスイスABB、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が苦戦するエネルギー設備分野で好調を保っていることが大きく、1株利

ビルフィンガー―洋上風力関連事業を売却―

産業サービス大手の独ビルフィンガー(マンハイム)は5日、洋上風力発電用基盤の製造・設置事業から撤退すると発表した。産業サービス分野に経営資源を絞り込む戦略を受けた措置で、基盤の製造事業を産業持ち株会社の独VTCグループ、

シーメンス

電機大手の独シーメンスは8日、コンパクト蒸気タービンを過去数週間で計9基受注したと発表した。そのうち3基は「SST-040」モデルで、蘭カラ・エネルギー・システムが英国に建設するバイオマス発電所に投入される。残り6基は「

伊ケーブル大手、ルーマニア・スロバキア工場を拡張

伊ケーブルシステム大手のプリズミアンはこのほど、ルーマニア南部のスラスティナ工場を拡張すると発表した。2,200万ユーロを投じて新生産棟を建設し、光ファイバーケーブルの年産能力を現在の約2倍の800万キロメートルに引き上

ロシア、イランとの関係深化狙う

プーチン大統領は8日、アゼルバイジャンの首都バクーでアリエフ同国大統領およびイランのロウハニ大統領と会談した。欧米諸国との関係悪化を受けて他の地域との外交を深める方針の一環で、イラン核合意に基づく制裁解除を受け、同国と経

ポーランド、原発建設方針を維持

ポーランド政府は同国初の原発建設計画を継続する意向だ。モラビエツキ副首相兼開発相が今年2月に提出した経済開発計画では、現在電源の主力となっている石炭に加え原子力の利用を推進する方針が示されている。政府は従来から検討されて

豪投資銀行、スロバキアのエネルギー企業に出資

豪投資銀行マッコーリーがスロバキアのガスインフラ会社EPインフラストラクチャ(EPIF)に資本参加する。4日付の現地日刊紙『SMEデイリー』が消息筋の情報として伝えたもので、株式3分の1を取得すると見られる。ただ、EPI

トルコのエネ大手、マダガスカルと合弁で発電所を整備

トルコの電力デベロッパーであるアクサ・エナジー(Aksa Energy)は8日、マダガスカル国営電力水道会社Jiramaと合弁で、マダガスカルに重質燃料油(HFO)火力発電所(出力120メガワット)を整備すると発表した。

輸入物価の下落幅が2カ月連続で縮小、6月は4.6%に

ドイツ連邦統計局が7月27日発表した6月の輸入物価指数は前年同月比4.6%減となり、下落幅は2カ月連続で縮小した。エネルギーの下落率が鈍化していることが大きい。エネルギーを除いた輸入物価の変動率はマイナス2.2%だった。

インフレ率3カ月連続で上昇、7月0.4%に

ドイツ連邦統計局が7月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.4%増となり、インフレ率は3カ月連続で上昇した。エネルギー価格の下げ幅は前月の同6.4%から7.0%へと膨らんだものの、食料品の上げ幅が同

8月1日付の法令改正

・公衆無線LANを用いて利用者が違法行為を行っても同サービス提供者に法的責任発生せず(7月27日付で施行) ・地上設置型太陽光発電施設の公開入札にEUの全加盟国からの応札が可能に(7月15日付で施行) ・インターネットプ

陸上風力発電の新設が急増、入札制度導入で駆け込み

独風力エネルギー全国連盟(BWE)は7月27日、国内陸上風力発電の1~6月(上半期)の新設容量が撤去された設備を除いた純ベースで1,892メガワット(MW)となり、前年同期比で73%増加したと発表した。再生可能エネルギー

仏EDF、英原発事業への投資を最終決定

仏電力最大手のフランス電力公社(EDF)は7月28日に開いた取締役会で、英南西部のヒンクリーポイントに原子力発電所を建設する大型事業への投資を最終承認した。総額180億ポンド(約214億ユーロ)に上る同事業をめぐっては、

ユニパー

エネルギー大手のエーオンから1月に分離独立した火力・水力発電子会社ユニパーが大規模な人員削減を実施する考えだ。クラウス・シェーファー社長が地方紙『ライニッシェ・ポスト』に明らかにしたもので、コスト削減が狙い。同社の従業員

仏政府のアレバ支援、欧州委が本格調査に着手

欧州委員会は19日、仏原子力大手アレバに対するフランス政府の資金支援がEUの国家補助規定に抵触する疑いがあるとして、本格調査を開始したと発表した。政府による資本注入が公正な競争をゆがめ、アレバに不当な利益をもたらしていな

6月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.1%に

ドイツ連邦統計局は12日、6月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.3%、前月比が0.1%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたイン

インフィニオン

半導体大手の独インフィニオンは14日、有機EL大手の米クリーから子会社ウルフスピードを買収すると発表した。電気自動車や再生可能エネルギー、次世代移動通信(5G)インフラなどの成長市場で大きな役割を果たすパワー半導体と高周

エストニア電力、ポーランド電力小売市場に来年参入

エストニア電力(Eesti Energia)は来年、ポーランド電力小売市場に参入する方針だ。バルト海沿岸諸国での小売事業を強化する新しい戦略行動計画に基づき決定した。15日付の現地英字紙『バルティック・コース』が伝えた。

インフィニオン、クリー子会社を買収

半導体大手の独インフィニオンは14日、有機EL大手の米クリーから子会社ウルフスピードを買収すると発表した。電気自動車や再生可能エネルギー、次世代移動通信インフラなどの成長市場で大きな役割を果たすパワー半導体、高周波パワー

再生エネ発電に競争原理導入、改正法案を上下院が承認

再生可能エネルギー法(EEG)改正案が8日、連邦議会(下院)と州の代表で構成される連邦参議院(上院)でともに可決された。再生エネ発電施設の新規設置を入札によって決める制度を本格導入し、同電力向け助成額の膨張に歯止めをかけ

シーメンス―サウジでガスタービン受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)がサウジアラビアでガスタービンを受注した。同国のアワード・アル・アワード駐独大使が経済紙『ハンデルスブラット(HB)』に明らかにしたもので、競合の米ゼネラル・エレクトリック(GE)に競

シーメンス―米で大型受注、風力タービン141基―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は7日、米国の再生可能エネルギー事業者パターン・エナジーから風力発電タービン141基を受注したと発表した。パターン・エナジーの「ブロードビュー・ウインド」プロジェクトに投入するもので、

工場の環境負荷を25%低減、VWが3年前倒しで目標達成

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は7日、VWブランド工場の環境負荷を2018年までに25%低減するとした目標を3年前倒しの15年に達成したと発表した。目標実現に向けて計5,000の具体策を考案。そのうち2,500

インフレ率上昇、6月は0.3%に

ドイツ連邦統計局が6月29日発表した同月の消費者物価指数(CPI、暫定値)は前年同月比0.3%増となり、インフレ率は極めて低い水準ながら2カ月連続で上昇した。物価の最大の押し下げ要因であるエネルギーの下げ幅が前月の7.9

ティッセンクルップ―産業ソリューション部門で組織再編―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)は4日、プラント建設や造船などを手がける産業ソリューション部門の組織再編方針を明らかにした。事業のグローバル化に伴い欧州中心の組織編成が障害になっているほか、石油価格の下落

ノルデックス

風力発電機大手の独ノルデックスは4日、同社製タービンの上半期の国内設置件数が前年同期比135%増の134基となり、過去最高を更新したと発表した。1基当たりの発電容量は2.2メガワット(MW)から2.6MWの拡大しており、

輸入物価の下落幅縮小、5月は5.5%に

ドイツ連邦統計局が28日発表した5月の輸入物価指数は前年同月比5.5%減となり、下落幅は前月の同6.6%から1.1ポイント縮小した。エネルギーの下落率が前月の30.8%から26.5%に鈍化したことが大きい。エネルギーを除

墺OMVと仏パワーネクスト、合弁会社設立

オーストリアのエネルギー大手OMV傘下の天然ガス取引市場運営会社セントラル・ユーロピアン・ガスハブ(CEGH)と、フランスの電力取引所パワーネクストは20日、合弁会社を設立することで合意したと発表した。 新会社はウィーン

三菱日立、コソボの火力発電事業に関心

コソボ経済省は21日、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)が同国の石炭火力発電所建設事業参加に関心を示していることを明らかにした。同社の欧州事業関係者がスタヴィレッチ経済開発相を訪問し、コソボのエネルギー開発プロジェクト

OMV;墺OMVと仏パワーネクスト、合弁会社設立

オーストリアのエネルギー大手OMV傘下の天然ガス取引市場運営会社セントラル・ユーロピアン・ガスハブ(CEGH)と、フランスの電力取引所パワーネクストは20日、合弁会社を設立することで合意したと発表した。 新会社はウィーン

VWが長期戦略発表、25年までにEV30モデル以上投入へ

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は16日、グループの長期経営戦略「トゥゲザー‐シュトラテギー2025」を発表した。モビリティのあり方が今後大きく変わっていくことを踏まえ収益の新たな柱を構築していく考えで、電気自動

生産者物価の下げ幅5カ月ぶりに縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した5月の生産者物価指数(2010年=100)は前年同月比2.7%減の101.7となり、下げ幅は5カ月ぶりに縮小した。同物価の最大の押し下げ要因であるエネルギーのマイナス幅が前月の8.8%から

シーメンス―風力発電機事業をガメサと合併へ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は17日、同社の風力発電機事業を再生可能エネルギー発電設備製造の西ガメサと合併することで合意したと発表した。新会社はデンマークのヴェスタスを抜いて風力発電機の世界最大手メーカーとなる見

シーメンス―中国でガスタービン受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は21日、中国の天然ガス業者である山西天然气(Shanxi Natural Gas)からガスタービン「SGT-800」4基と付随する発電機4基を受注したと発表した。SGT-800を中国

EVに電力需給の調整効果、VWなどが実証試験で確認

電気自動車(EV)には電力の需給を調整する効果があることが、自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)やフラウンホーファー風力エネルギー・エネルギーシステム研究所(IWES)などが共同実施した研究プロジェクトで確認された。再

シーメンス、風力発電機事業をガメサと合併

独電機大手のシーメンスは17日、風力発電機事業をスペインの再生可能エネルギー発電設備メーカー、ガメサと合併することで合意したと発表した。新会社はデンマークのヴェスタスを抜いて風力発電機の世界最大手メーカーとなる見通しだ。

中国長江三峡、独洋上風力発電会社を買収

米投資会社ブラックストーンは13日、ドイツの洋上風力発電パーク運営会社であるヴィントMWを中国の水力発電大手、中国長江三峡集団に売却することで合意したと発表した。過半数の株式を譲渡する。取引額など詳細は明らかにしていない

ノルウェー国営電力、トルコ水力発電事業を売却

ノルウェーの国営電力大手スタットクラフトは13日、トルコ南東部に建設中の水力発電所を売却すると発表した。年内に手続きを完了させたい意向だ。 対象となるのはボタン川で着工したチェティン発電所。今年2月にトルコ軍とクルド労働

シーメンス

電機大手の独シーメンスは8日、イスラエルの電力事業者RDエナジーからコンバインドサイクル発電所2カ所の建設をターンキー契約(設計から機器・資材・役務の調達、建設、試運転までを一手に請け負う契約)で受注したと発表した。コン

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