2016年11月2日

最低賃金引き上げ決定、来年から8.84ユーロに

ドイツ政府は10月26日の閣議で、最低賃金を来年1月1日付で引き上げることを決定した。現在の1時間当たり8.5ユーロから34セント増やして8.84ユーロとする。 ドイツでは全国・全業界一律の最低賃金が2015年1月に導入 […]

ゼネラル・エレクトリック―独3Dプリンター買収へ―

電機大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)は10月27日、3Dプリンター製造の独コンセプト・レーザーを買収することで合意したと発表した。GEは3Dプリンターの独SLMソリューションズを株式公開買い付け(TOB)で買収す

クアルコム―蘭NXP買収、車両向け世界1位に―

半導体大手の米クアルコムは10月27日、オランダ同業NXPセミコンダクターズを約470億ドルで買収することで合意したと発表した。主力の携帯通信端末向け半導体事業がスマートフォンの販売鈍化で先細りが避けられないなか、車載半

有期雇用契約の期間と更新回数、最高裁が許容上限を提示

雇用主は理由を提示せずに合計で最大2年間、被用者を有期雇用できる。これは「パートタイムと有期労働契約に関する法律(TzBfG)」14条2項第1文に記されたルールであり、雇用主は同期間内に契約を最大3回更新できる。ただ同項

エルリングクリンガー―EV用パワトレ事業に参入―

自動車部品大手の独エルリングクリンガー(デッティンゲン・アン・デア・エルムス)は10月27日、独エンジニアリング企業ホーファー・パワートレイン・エンジニアリング・グループに戦略出資すると発表した。ハイブリッド車(HV)、

フォルクスワーゲン―従業員1万人以上を削減へ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)はグループの従業員を長期的に1万人以上、削減する見通しだ。カールハインツ・ブレシング取締役(人事担当)が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、

ダイムラー―EQブランド第一弾をブレーメンで生産へ―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は10月27日、電気自動車(EV)などの電動パワートレイン車に特化した新ブランド「EQ」の初のモデルを同国北部のブレーメン工場で生産すると発表した。2010年代末までに量産を開

ボルクヴァルト―ドイツで車両生産へ―

昨年54年ぶりに本格的に復活したドイツの自動車メーカー、ボルクヴァルト・グループ(シュツットガルト)は10月26日、創業地のブレーメンに組み立て工場を建設すると発表した。来年初頭にも着工し、2018年から生産を開始する計

アウディ―耐久レース撤退へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディ(インゴルシュタット)は10月26日、ル・マン24時間レースなどで有名なFIA世界耐久選手権(WEC)から今シーズン限りで撤退することを明らかにした。VWグループは排ガス不

フォルクスワーゲン―売上予測引き上げ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は10月27日の決算発表で、2016年12月期の売上高見通しを引き上げた。1-9月期の業績(0.2%減の1,599億3,200万ユーロ)が予想を上回ったためで、「

ツァイス―次世代微細化技術用の光学部品生産へ―

光学機器大手の独ツァイスは10月26日、オーバーコッヘン本社工場内に新たな生産ホールを建設すると発表した。半導体集積回路(LSI)の次世代微細化技術として有力視されている極端紫外線リソグラフィ(EUVL)システム用の光学

BASF―利益見通し堅持―

化学大手の独BASFは10月27日の決算発表で、2016年12月期の営業利益(EBIT、特別要因を除く)見通しを据え置いた。ルートヴィヒスハーフェン本社工場で17日に起きた爆発・火災事故で利益が圧迫されるものの、「前期実

バイエル―処方薬事業が好調、6%の営業増益に―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)が10月26日発表した2016年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)は26億8,200万ユーロとなり、前年同期比で6.0%増加した。主力

アステラス製薬―独社を買収、がん事業強化へ―

アステラス製薬は10月28日、ドイツのバイオ医薬品開発企業ガニメド・ファーマシューティカルズを株主から完全買収することで合意したと発表した。中核事業のがん治療薬分野で開発パイプラインを拡充する。数週間以内の買収手続き完了

メルク―バイオシミラー事業を売却か―

製薬大手の独メルクがバイオシミラー(バイオ医薬品の後続品)事業の売却に向けて動き出したとの観測が浮上している。ロイター通信が消息筋の情報として10月28日に報じたもので、米投資銀行JPモルガン・チェースに売却先候補の模索

ドイツ銀行―7-9月期に利益計上―

独銀最大手のドイツ銀行(フランクフルト)が10月27日発表した2016年7-9月期(第3四半期)の税引き前損益は6億1,900万ユーロの黒字となり、61億100万ユーロの赤字となった前年同期から大幅に改善した。比較対象の

リンデ

工業ガス・プラントエンジニアリング大手の独リンデ(ミュンヘン)は10月28日、コスト削減の強化方針を明らかにした。競合に比べ収益力が低いためで、2019年からのコスト削減幅を従来目標の年3億7,000万ユーロから同5億5

物流業界に損賠訴訟の動き、トラックのカルテルで

欧州の複数のトラックメーカーが大・中型トラックの販売でカルテルを結んでいた問題で、ドイツの物流企業が損害賠償訴訟の準備を進めている。訴訟を取りまとめる弁護士事務所への取材をもとに10月31日付『ハンデルスブラット(HB)

VW排ガス不正の和解案を米裁判所が承認

米サンフランシスコ連邦地方裁判所は10月25日、独フォルクスワーゲン(VW)グループのディーゼル車排ガス不正問題で同社が米国の車両所有者および当局と締結した和解案を承認した。これによりVWが総額147億ドルを支払うことが

家電大手ミーレをLGが特許侵害と批判

高級白物家電大手の独ミーレは自社の特許技術を無断で使用しているとして電機大手の韓LGが侵害の停止を求めていることが分かった。LGは話し合いによる解決を望んでおり、提訴は可能な限り回避する姿勢だ。 LGは同社が特許を持つ蒸

BASFが不可抗力条項を発動、一部製品の供給に支障

化学大手の独BASFは10月31日、一部の製品について供給契約の不可抗力条項(フォースマジュール)を発動すると発表した。ルートヴィヒスハーフェン本社工場で17日に起きた爆発・火災事故の影響で生産量と在庫がともに大きく減少

カイザースの切り売り回避、前首相の調停で基本合意

独小売大手テンゲルマンのスーパー子会社、カイザース・テンゲルマン(以下カイザース)の店舗取得をめぐる業界大手エデカとレーベの争いが円満解決される公算が高まってきた。シュレーダー前首相などの調停が成功したためで、カイザース

中国企業のシンジェンタ買収、欧州委が本格調査へ

欧州連合(EU)の欧州委員会は10月28日、中国化学大手の中国化工集団(ケムチャイナ)がスイスの農薬・種子大手シンジェンタを買収する計画について、EU競争法に基づく本格調査を開始したと発表した。両社の取引を認めた場合、欧

インフレ率が2年来の水準まで回復、10月0.8%に

ドイツ連邦統計局が10月28日発表した同月の消費者物価指数は前年同月比0.8%増(速報値)となり、2年ぶりの高い伸びを記録した。最大の物価押し下げ要因となっているエネルギーの下落幅が1.4%まで縮小したことが大きい。物価

サイバーダインのロボットが独リハビリ現場に導入

身体機能を拡張・増幅・補助できるサイバーダイン製のサイボーグ型ロボット「HAL」を、独西部ボーフム・ルール大学病院がリハビリ用に導入した。HALが日本以外で投入されるのは初めて。患者の関心は高く需要は大きいようだ。 HA

輸入物価の下げ幅5カ月連続で縮小、9月1.8%に

ドイツ連邦統計局が10月26日発表した9月の輸入物価指数は前年同月を1.8%下回ったものの、下落幅は5カ月連続で低下した。エネルギー価格の下落率が狭まっていることが大きく、直近のピークである4月(6.6%)に比べると輸入

消費者景況感、7カ月ぶりの低水準に

市場調査大手のGfKが10月26日発表したドイツ消費者景況感指数の11月向け予測値は9.7となり、7カ月来の低水準を記録した。10月の確定値(10.0)からは0.3ポイントの低下。インフレ率が上昇基調にあることが響いた。

1-9月期小売売上2.1%増加、通販がけん引

ドイツ連邦統計局が10月31日発表した2016年1-9月期の小売売上指数は物価調整後の実質で前年同期を2.1%上回った。オンライン販売の成長を背景に通販が4.7%増えて全体をけん引。「薬局、コスメティック用品・医薬・医療

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