2021年4月21日

余白一滴

新型コロナのワクチン接種が急速に加速してきた。少なくとも1回目の接種を終えた人の割合はすでに約20%に達している。筆者の周辺でも「接種センターで注射を打ってきた」「いついつに予約を取った」という声を聞くようになった。 ア […]

首相候補出そろう、初擁立の緑の党は女性共同党首に

9月の連邦議会(下院)選挙で第一党となり次期首相を輩出する可能性のあるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と緑の党が首相候補を相次いで決定した。これで選挙戦の顔が出そろった格好。メルケル首相(CDU)の後継を巡る争

物価が3カ月連続で上昇、エネルギーは上げ幅4.8%に

ドイツ連邦統計局が15日発表した3月の消費者物価指数(確定値)は前年同月を1.7%上回った。物価の上昇は3カ月連続。石油価格の上昇とカーボンプライシングの導入、新型コロナ危機対策の一環で引き下げられた付加価値税率が元の水

生産者物価が9年4カ月ぶりの上げ幅に、3月は3.7%

ドイツ連邦統計局が20日発表した3月の生産者物価指数は前年同月を3.7%上回り、上げ幅は2011年11月以来9年4カ月ぶりの高水準となった。エネルギーと中間財が全体を強く押し上げた。 エネルギーは8.0%上昇した。上げ幅

ボッシュ―中国で燃料電池合弁、再来年までに量産開始―

自動車部品大手のボッシュは14日、中国商用車大手の慶鈴汽車と燃料電池の合弁会社を設立したと発表した。世界最大の市場である同国で今後、燃料電池車の需要が大幅に増えると予想。燃料電池モジュールを現地生産し、可能な限り多くのメ

フォルクスワーゲン―車載電池工場の生産能力を大幅拡大―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は15日、独ブラウンシュヴァイク工場で電動車用電池の第2生産ラインを稼働させたと発表した。電気自動車(EV)を中心に電動車の需要が急速に拡大していることを受け、生産能力を拡張した。

トルンプ―電池リサイクルのスタートアップに出資―

機械大手の独トルンプは13日、電池リサイクル技術を手がける米スタートアップ企業バッテリー・リソーシズに資本参加したと発表した。トルンプの工作機械やレーザーは電池製造に投入されることから、リチウムイオン電池のバリューチェー

フォルクスワーゲン―エムデン工場を2週間停止―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)がドイツ北部のエムデン工場で19日から操業を一時停止している。期間は2週間。入荷するはずだった半導体が供給されなかったことから、生産調整を余儀なくされた。 エムデン工場では中型車「パ

ANA―ドローン配送ネットワーク構築に向け独社と提携―

ANAホールディングス(ANAHD)は15日、医薬品や日用品のドローン配送の事業化に向け、ドローン開発・製造の独ウイングコプターと業務提携を締結したと発表した。日本の新たな地域社会インフラとしてドローン配送ネットワークを

IDTビオロギカ―アストラゼネカのワクチン生産を前倒し―

バイオ医薬品製造の独IDTビオロギカは16日、英・スウェーデン系製薬大手アストラゼネカ(AZ)から請け負った新型コロナウイルス用ワクチンの生産を同日付で開始したと発表した。当初は2023年初頭から生産する計画だったが、独

コベストロ

化学大手の独コベストロは14日、2021年12月通期の営業利益(EBITDA)見通しを引き上げた。1-3月期の業績が予想を上回ったためで、通期予測を従来の「17億~22億ユーロ」から「22億~27億ユーロ」へと上方修正し

メルク

化学大手の独メルクは15日、半導体とディスプレー向け材料を手がける静岡県の拠点に2,000万ユーロを投資すると発表した。研究開発と生産能力を拡張。新材料発見から開発、生産に至るプロセスを顧客がこれまでよりも迅速化できるよ

BMW

高級乗用車大手の独BMWは19日、次世代電池の本命とされる全個体電池を搭載した試作車を「2025年よりもかなり前の時点で」公開する見通しを明らかにした。20年代末には現行電池に比べ少なくとも50%程度、エネルギー密度の高

リリウム

電動垂直離着陸(VTOL)機を開発中の独リリウムは19日、同国南部バイエルン州の2空港を空飛ぶタクシーサービス事業のハブ拠点にすると発表した。ミュンヘン空港とニュルンベルク空港の利用者は空港へのアクセスと空港から自宅や出

ヴィルヘルムスハーフェン港を独の水素ハブに、国内需要の10%

エネルギー大手の独ユニパーは14日、ヴィルヘルムスハーフェン港にドイツのグリーン水素ハブを構築する計画を明らかにした。経済脱炭素化のカギを握るグリーン水素は今後、需要の大幅拡大が予想されることから、輸入から生産、輸送、投

独に水素供給網構築へ、燃料電池車普及に向けニコラなど協業

水素燃料電池トラック製造の米ニコラと提携先の伊イベコ、独天然ガス輸送パイプライン会社OGEの3社は14日、水素インフラをドイツに構築することで基本合意したと発表した。水素補給網を拡充することで、燃料電池トラックの普及を促

航空業界とドイツ鉄道が協業、交通分野のCO2排出削減に向け

航空会社や空港運営会社の業界団体である独航空業界全国連盟(BDL)とドイツ鉄道(DB)は15日、鉄道とフライトの連携を強化する行動計画を取り決めた。国内線の代わりに鉄道を利用する乗客を増やすことで交通セクターの二酸化炭素

樹木の伐採量が記録更新、干ばつ続きで害虫被害が急増

ドイツ連邦統計局が15日発表した同国の2020年の樹木伐採量は前年比16.8%増の8,040立方メートルとなり、前年に引き続き過去最高を更新した。18年から続く干ばつで、樹木が弱り害虫被害が急増していることが背景にある。

チェコ国境での入国検査終了声明で市民に混乱

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためにチェコ国境で実施してきた入国検査を終了するとしたホルスト・ゼーホーファー独内相の声明が市民の混乱を引き起こしている。発言の趣旨が十分に理解されなかったためだ。国境の小都市ゼルプ

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