2021年9月1日

余白一滴

コロナワクチンの2度目の接種を先日、ようやく受けた。翌日は筋肉・関節痛、倦怠感といった典型的な副反応が出たが、鎮痛剤で緩和できた。交通事故などで急死でもしない限り、9月中旬には接種完了者となる。一歩前進である。 筆者が接 […]

首相3候補がテレビ討論、ショルツ氏の優勢変わらず

連邦議会選挙に向けた第1回目の首相候補テレビ討論会が8月29日に行われた。社会民主党(SPD)のショルツ首相候補は経験豊富な現職閣僚としての強みを発揮。有権者アンケートで高まっている優位性を討論の場でも保つことに成功した

企業景況感2カ月連続悪化、部品不足と感染拡大響く

Ifo経済研究所が8月25日発表した同月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は99.4となり、前月を1.3ポイント下回った。同指数の悪化は2カ月連続。製造業の部品・部材不足に加え、新型コロナウイルスの感染が再び拡

製造業の輸出見通しが大幅悪化

Ifo経済研究所が8月26日発表した同月の独製造業輸出期待指数(DI)は前月を6.5ポイント下回る16.6となり、6カ月来の低水準を記録した。同指数の悪化は2カ月連続。部品・部材不足や原料価格の高騰、サプライチェーンのひ

中国向け輸出が約1年ぶりに減少

ドイツの対中国輸出高が7月は前年同月比3.9%減の84億ユーロ(暫定値)となり、11カ月ぶりに縮小したことが、連邦統計局が8月25日に発表したデータで明らかになった。減少幅はコロナ禍で中国経済が低調だった昨年5月以来の大

消費者信頼感が悪化、感染増やインフレ響く

市場調査大手GfKが8月26日発表したドイツ消費者信頼感指数の9月向け予測値はマイナス1.2ポイントとなり、8月の確定値(-0.4ポイント)から悪化した。新型コロナウイルスの新規感染者が高水準に達していることやインフレ率

インフレ率が一段と上昇、8月は3.9%に

ドイツ連邦統計局が8月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比3.9%増となり、インフレ率は約28年来の高水準となった前月を0.1ポイント上回った。石油や中間財の価格高騰を背景とする輸入物価上昇の影響が最

7月輸入物価15%上昇、約40年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が8月27日発表した7月の輸入物価指数は前年同月を15.0%上回り、上げ幅は第2次石油危機の渦中にあった1981年9月以来およそ40年ぶりの水準に達した。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押

雇用改善続く、8月失業者は実質5.3万人減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が8月31日発表した同月の失業者数は257万8,000人となり、前月を1万2,000人下回った。夏場は夏季休業などで雇用が縮小するうえ、職業訓練の修了者や新卒者の多くが失業登録することから例年、失

独がナミビアと水素提携、生産コストはキロ当たり1.5ユーロ

ドイツ政府は8月25日、水素経済の実現に向けナミビアとパートナーシップを結ぶことで基本合意した。ドイツは国内のグリーン水素需要を自力で賄えないことから、再生可能エネルギー発電が有望な国から同水素を大量に輸入する計画。その

EUがコロナ「安全国」リストから米を除外

欧州連合(EU)は8月30日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて実施している域外からの渡航制限について、観光客など不要不急の渡航者を受け入れる国・地域のリストから米国など6カ国を除外すると発表した。これらの国で新規感染者

9月1日付の法令改正

・コロナ感染防止のための「3Gルール」が8月23日付で施行。3Gは「Geimpfte(ワクチン接種完了者)」「Genesene(コロナ感染からの回復者)」「Getestete(検査で陰性を証明された人)」の略。レストラン

ポルシェ―アジアに初の工場、中国にはR&D拠点―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社ポルシェは8月30日、成長市場のアジアでプレゼンスを大幅に強化する計画を発表した。中国に研究開発(R&D)拠点、マレーシアに工場をそれぞれ開設する。 マレーシアでポル

BASF―中国で電池材料合弁を設立―

化学大手のBASFは8月31日、リチウムイオン電池材料の有力企業である中国の寧波杉杉(Shanshan)と同国に合弁会社を設立したと発表した。欧州、中国を除くアジア、北米に続き中国市場にもアクセス。リチウムイオン電池のす

クナウス・タバート―生産能力を大幅拡大―

キャンピングカー大手の独クナウス・タバートは8月30日、生産能力の大幅拡大計画を発表した。需要拡大がコロナ禍で加速していることに対応。2025年までに年産能力を現在の3万台強から5万台強へと引き上げる。規模の効果で収益力

アドバ―米同業アドトランと合併へ―

通信機器製造の独アドバ・オプティカル・ネットワーキングは8月30日、米同業アドトランと合併合意したと発表した。製品の幅を広げ、光ファイバーネットワーク分野で競争力を強化する狙い。当局の承認などを経て合併手続きが来年上半期

ハパックロイド―コンテナを新規発注、物流ひっ迫で―

海運大手の独ハパックロイドは8月30日、標準コンテナ7万5,000TEU(20フィートコンテナ換算)を新たに発注したと発表した。コロナ禍からの世界経済の急回復を背景に港湾の貨物取扱量が急増し、コンテナ不足が深刻化している

ランクセス―米IFFの微生物防除事業を買収―

化学大手の独ランクセスは8月24日、米香料大手インターナショナル・フレバー・アンド・フレグランス(IFF)から微生物防除事業を取得することで合意したと発表した。収益力が高く、用途と販売地域の裾野が広い製品分野で事業を強化

ドライバーの15%が「次はEVを購入

電気自動車(EV)の購入に前向きなドライバーがドイツで増えていることが、ガソリンスタンド大手アラールの調査で分かった。それによると、今後1年半以内に自動車の購入を予定する人のうち15%がEVを考えている。ハイブリッド車(

独メーカーの3分の2がI4.0で後れを自覚

製品開発、製造、物流、顧客関係のネットワーク化を情報通信技術(ICT)の活用を通して推進するインダストリー4.0(I4.0)の構想がハノーバー産業見本市で発表されてから今年で10年を迎えた。独メーカーの62%がこの間、I

ルフトハンザが乗務員のワクチン接種を義務化

航空大手の独ルフトハンザグループはパイロットと客室乗務員全員に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付ける計画だ。乗務員のワクチン接種を入国条件にする国が多いうえ、目的地の条件に合わせて接種済みの乗務員と未接種の乗務員の

在宅勤務比率が24%まで低下

在宅勤務を行う被用者が減少していることが、Ifo経済研究所の定期アンケート調査で分かった。それによると、少なくとも部分的に在宅勤務を行う人の割合は8月に23.8%となり、前月の25.5%から減少。3カ月連続で縮小した。2

ビオンテック製ワクチン、3回接種で抗体3倍超に

バイオ製薬の独ビオンテックと製薬大手の米ファイザーは8月25日、両社が共同開発した新型コロナウイルス用ワクチンの追加接種を行うと効果が大幅に高まることが、治験の最終段階に当たるフェーズ3で確認されたと発表した。まずは米食

7日間の感染者数が2カ月ぶりに減少

ロベルト・コッホ研究所(RKI)は8月31日、新型コロナウイルスの人口10万人当たりの直近7日間の新規感染者数(7日間の発生数)が74.8人となり、前日の75.8人から減少したことを明らかにした。減少は7月上旬以来でおよ

ドイツ鉄道でまたもスト、期間は1週間

独機関士労組GDLは8月30日、ドイツ鉄道(DB)を対象とするストライキを9月1日から7日まで実施すると発表した。同労組は8月10日からストを断続的に行っており、今回で3度目となる。 ストはまず、貨物部門で1日17時に開

西欧の異常降雨発生確率、気候変動の影響で最大9倍に

気候変動の影響により、西欧では7月中旬にドイツなどに大規模な洪水をもたらした豪雨のような異常降雨の発生確率が、産業革命前と比べて最大9倍に上昇しているとの研究報告が8月24日、公表された。報告書をまとめた科学者グループは

即時解雇には事実に基づく具体的容疑と本人の釈明が必要

被用者を即時解雇するためのハードルは高く、単に違法な行為や重大な労使契約違反が疑われるだけでは実施できない。この原則に基づく判決をメクレンブルク・フォーポマーン州労働裁判所が5月に下したので、今回はこれを取り上げてみる(

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