2021年11月3日

余白一滴

10月最後の日曜日、EUは夏時間から冬時間へと切り替わった。3月末の夏時間への移行も含めると1時間のゲインとロスをこれまでに何度、繰り返してきたか分からない。冬時間に変わった今回は1日が1時間長く、ゆっくり過ごせた。 夏 […]

マッコーリー―ガス輸送のティッセンガスを買収―

豪金融大手マッコーリー・グループは10月29日、資産運用部門マッコーリー・アセット・マネジメント(MAM)が独天然ガス輸送2位のティッセンガスを投資会社DIF、EDFインベストから取得することで合意したと発表した。ドイツ

ハントマン―スロバキアで鋳造所を開所―

自動車部品を手がける独ハントマンはこのほど、スロバキア東部のケフネツで最新式の鋳造所を開所した。自動車部品大手からの大型受注に対応する狙いで、従業員数は約160人。着工時の発表によると、投資額は9,000万ユーロに上った

エボニック―植物エキス製造のボタニカを買収―

特殊化学大手の独エボニックは10月28日、植物エキス製造のスイス企業ボタニカを買収すると発表した。化粧品材料市場での地位を強化する狙い。買収金額は公表していない。 ボタニカは1998年の設立。1,000種類以上の植物から

ダイムラー―販売減も増益確保、7-9月期EBIT17%増加―

自動車大手の独ダイムラーが10月29日発表した2021年7-9月期決算の営業利益(EBIT)は35億7,900万ユーロとなり、前年同期を17%上回った。車両販売は大きく落ち込んだものの、良好な製品ミックス、旺盛な需要を背

フォルクスワーゲン―販売予測引き下げ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は10月28日の決算発表で2021年12月期の販売予測を引き下げた。半導体不足で生産が落ち込んでいるためで、コロナ禍で激減した前年を「大幅に上回る」としていた従来予測を「前年並み」

BASF―業績見通し引き上げ、7-9月期営業益は3倍以上に―

化学大手の独BASFは10月27日の決算発表で2021年12月期の業績予測を引き上げた。7-9月期の実績が良好だったうえ、今後も堅調な需要が予想されるためで、売上高を従来の「740億~770億ユーロ」から「760億ユーロ

ドイツ銀行―5四半期期連続黒字に―

独銀最大手のドイツ銀行が10月27日発表した2021年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は1億9,400万ユーロとなり、前年同期を7%上回った。黒字計上は5四半期連続。資産運用部門が好調だったほか、コロナ禍に伴う顧客の

「再生プラスチックの促進策を」、機械・化学業界がEUに要求

再生プラスチック(リサイクレート)の普及に向けた政策を欧州のプラスチック産業団体「プラスチックス・ヨーロッパ」とドイツ機械工業連盟(VDMA)が欧州連合(EU)に共同提言した。両団体の関係者とポジションペーパーをもとに『

12歳以上であればブースター接種は可能=保健省

12歳以上のドイツ在住者は新型コロナウイルス用ワクチンの追加免疫(ブースター)接種を受ける権利があることが分かった。独保健省の確認を得た情報として10月27日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 ドイツではす

コロナ感染者が一段と増加

独ロベルト・コッホ研究所(RKI)が2日発表した新型コロナウイルスの人口10万人当たりの直近7日間の新規感染者数(7日間の発生数)は153.7人に上った。前日(1日)の159.7人からやや減少したものの、1週間前の10月

三和ホールディングス―独子会社が仏社を買収―

三和ホールディングスは1日、100%子会社の独ボフェルムグループがフランスの産業用製品専門ディーラーであるマニュレジオンを完全買収したと発表した。仏市場での事業拡大が狙い。買収金額は公表していない。 マニュレジオンはフラ

FMC―組織再編へ、従業員5000人を削減―

総合医療大手フレゼニウスの人工透析子会社フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC)は2日、組織再編計画を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の直撃を受けていることから、再編を通して収益力を強化する。 人工透析患者は免疫力が

企業の現状判断がコロナ禍前の水準回復

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は10月28日に発表した企業景気アンケート調査レポートのなかで、2021年の国内総生産(GDP)を夏期に発表した従来の実質3.0%から2.3%へと下方修正した。エネルギー価格の高騰や原材

第3四半期GDP1.8%増に、個人消費がけん引

ドイツ連邦統計局が10月29日発表した7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比1.8%増(速報値)と大きく伸びた。プラス成長は2四半期連続。コロナ規制の緩和を受けて前期

政府がGDP予測引き下げ、今年は2.6%増に

ドイツ政府は10月27日、今年の国内総生産(GDP)成長率を従来予測(4月)の実質3.5%から2.6%へと引き下げた。コロナ禍からの急速な需要の回復に原材料の供給が世界的に追いつかないことが経済成長の足かせとなっているた

10月インフレ率4.5%に、28年来の高水準

ドイツ連邦統計局が10月28日発表した同月の消費者物価統計(速報値)によると、前年同月比のインフレ率は4.5%となり、1993年10月以来28年ぶりの高水準に達した。コロナ禍に伴う昨年のエネルギー価格下落や付加価値税率引

消費者信頼感2カ月連続改善

市場調査大手GfKが10月27日発表したドイツ消費者信頼感指数の11月向け予測値は0.9ポイントとなり、10月の確定値(0.4ポイント)から0.5ポイント上昇した。同数値の改善は2カ月連続。インフレ率の上昇を背景に消費性

輸入物価の上げ幅が一段と拡大、9月は約18%に

ドイツ連邦統計局が10月27日発表した9月の輸入物価指数は前年同月を17.7%上回り、上げ幅は前月の同16.5%を一段と上回った。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押し上げ、第2次石油危機の渦中にあった19

失業者が8カ月連続減少、コロナ禍の影響弱まる

ドイツ連邦雇用庁(BA)が10月28日発表した同月の失業者数は237万7,000人となり、前月を8万8,000人下回った。減少は8カ月連続。BAのデートレフ・シェーレ長官は、就労者数と求人件数が大幅に増えているうえ、操短

ECBが金融緩和策を維持、早期の利上げを否定

欧州中央銀行(ECB)は10月28日に開いた定例政策理事会で、コロナ禍を受けて実施している金融緩和策の維持を決めた。ユーロ圏では景気が回復し、物価が急上昇しているものの、インフレ高進は一時的とする見方を変えず、早期の利上

エネルギー価格高騰対策でEU加盟国が合意できず

欧州連合(EU)は10月26日、ルクセンブルクでエネルギー相理事会の臨時会合を開き、深刻化しているエネルギー価格高騰への対応策を協議した。加盟国の多くは減税や補助金などを通じて家計や企業への短期的な負担軽減策を講じており

11月1日付の法令改正

◆交通違反の新反則金政令が9日付で施行 ・歩道・自転車レーン上の駐停車、2列駐停車の罰金が最大110ユーロに。電動車・カーシェア車両専用駐車場にその他の車が駐車した場合は罰金55ユーロ。急カーブなど見通しの悪い路上に停車

トルンプ―中国売上が50%増加―

工作機械大手の独トルンプが10月26日発表した2021年6月通期決算の売上高は35億ユーロとなり、前期を0.5%上回った。中国事業が50.7%増の5億2,500万ユーロと大幅に拡大。全体が強く押し上げられた。同国は米国(

ボッシュ―半導体拠点に来年4億ユーロ投資―

自動車・電子部品大手の独ボッシュは10月29日、世界の半導体拠点に来年4億ユーロ以上を投資すると発表した。半導体需要が急速に拡大していることに対応する。 西南ドイツのロイトリンゲン工場に今年から2023年にかけて総額1億

三菱ケミカル―独に投資、半導体洗浄能力増強へ―

三菱ケミカルは1日、半導体産業が盛んな独東部ドレスデンの拠点にクリーンルームを新設すると発表した。世界的に旺盛な半導体需要を踏まえ、半導体洗浄能力を増強。顧客の生産をサポートしていく。 約1,000万ユーロを投じて現地子

給与の差し押さえ、企業年金も対象になるか

金銭的な義務を履行しない者の給与は差し押さえの対象となり得る。では、給与の一部を企業年金に回した場合、その部分も差し押さえの対象になるのだろうか。この問題を巡る係争で最高裁の連邦労働裁判所(BAG)が10月に判決(訴訟番

上部へスクロール