ドイツ最大の屋外広告会社Stroeer（ケルン）は21日、株式公開（IPO）方針を明らかにした。下半期にも新株を発行し市場資金を2億7,500万ユーロ確保、国内事業の強化と国外での買収に充てる。IPOに並行して、投資会社のCerberusは保有するStroeer株15％を売り出す見通しという。
\Stroeerはポーランド4位の屋外広告会社News Outdoor Polandを約2,600万ユーロで買収する。これにより同国市場トップに躍り出る。また、トルコの合弁会社Stroeer Kentvizyonへの出資比率を従来の50％から90％に引き上げ、子会社化する意向だ。このほか、投資会社の傘下にある競合の米Clear Channelについても出資の機会をうかがう。
\ドイツでは駅広告を中心にデジタル化を進める方針。同社は2006年、鉄道大手Deutsche Bahn（DB）から広告子会社Deutsche Eisenbahn-Reklame GmbHを取得し、駅広告市場に参入した。
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