市場調査大手のGfKが8月26日発表したドイツ消費者景況感指数の9月向け予測値は4.1となり、前月の4.0(修正値)からわずかに上昇した。改善は2カ月連続。景気の好調が反映された格好で、GfKは「個人消費は今年、ドイツ経済の力強い回復に貢献する」との見方を示した。
\景気の見通しに関する8月の指数(9月向け予測値の算出基準の1つ)は前月の36.8から46.6へと9.8ポイント上昇し、2007年8月以来の高水準に達した。第2四半期の国内総生産(GDP)が前期比で実質2.2%の急成長を遂げたことが大きい。同指数の前年同月比の改善幅は54.1ポイントに上った。
\所得の見通しに関する8月の指数も前月の29.1から36.0へと6.9ポイント上昇した。景気回復のほか、雇用情勢の改善や物価の安定が背景にある。
\高額商品の購入意欲に関する指数は横ばいの27.9にとどまった。ただ、この数値は長年の平均値(0)を大幅に上回っており、消費者の財布のひもは固くない。
\