ドイツ化学工業会（VCI）は8月26日、同業界の研究開発（R&D）投資額が経済危機の昨年も前年並みの約83億ユーロを保ったと発表した。VCI研究開発部会のアンドレアス・ニーマイヤー部長（BASF取締役）は「危機の時期に研究の手を抜くと、景気回復時に業績を伸ばすことができない」ことを独企業は理解しているとの認識を示した。
\今年はR&D投資額が拡大する見通しで、VCIが加盟する大手企業を対象に実施したアンケート調査では平均4％増やす計画だ。これに伴い各社は工系職員の採用も増やす方針。アンケートに答えた大企業では昨年の計350人から500人に拡大する。この傾向は来年も続くという。
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