自動車部品大手の独Behr(シュツットガルト)は6日、マルクス・フリック社長が9月17日付で退任すると発表した。同社は競合Mahleに買収される取り決めを7月に結んでおり、退任はこれに伴う措置とみられる。後任にはMahleのペーター・グルノヴ取締役が就任。これによりBehrの経営の主導権は実質的にMahleが握ることになる。
\MahleはBehrを段階的に買収する計画で、まずは第3者割当増資を通して10月1日にBehrの持分19.9%を取得。2011年にもBehrの出資者から持分を譲り受け、出資比率を36.85%へと引き上げる。2013年以降はコールオプションを行使して過半数資本を確保できる。
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