ドイツ機械工業連盟(VDMA)はこのほど、国内産業用バルブメーカーの今年上半期の受注高が前年同期比で14%(名目)増加したと発表した。世界的な景気回復を受けて、昨年通期の17%減から大きく持ち直した。
\一方、業界売上高は昨年の受注低迷が響き、前年同期並みにとどまった。国外売上は3%増えたものの、国内は3%減少した。今年通期では2%増を見込んでいる。
\連邦統計局によると、産業用バルブ業界の今年1-5月期の輸出高は前年同期比4%増の約11億ユーロに拡大した。特に原油、天然ガス、金属分野の需要が多いロシア向けが好調で、59%増の6,400万ユーロに上った。米国向けは28%増の7,300万ユーロ。中国向けは、昨年同期の輸出高が前年比17%増と大きく拡大した反動で、14%減の1億1,900万ユーロに後退した。
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