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2010/9/22

総合 - ドイツ経済ニュース

レストランなどの衛生度、全国統一の表示制度導入へ

この記事の要約

連邦(国)と州の消費者保護相は17日の閣僚会議で、レストランや食料品店の衛生度を消費者がひと目でわかる全国統一の表示制度を導入することで合意した。消費者が安心して外食したり食料品を購入できるほか、飲食店などが衛生に敏感に […]

連邦(国)と州の消費者保護相は17日の閣僚会議で、レストランや食料品店の衛生度を消費者がひと目でわかる全国統一の表示制度を導入することで合意した。消費者が安心して外食したり食料品を購入できるほか、飲食店などが衛生に敏感になるようにするのが狙い。今後、作業部会を設置し、制度の具体的な構想を年末までにまとめ上げる予定だ。

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ドイツでは食品衛生の監督権限を州が握っているため、監督のあり方は地域差が大きい。消費者保護相会議ではこうした現状を改めることで合意。全国のどの地域でもレストランや食料品店の衛生度を消費者が簡単に把握できる制度を導入することにした。

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具体的には衛生当局が実施した最新の立ち入り検査の結果を店の入り口などひと目につく場所に掲示することを義務づける。マークは誰が見てもそれと分かるものを採用する考えで、スマイリーマークやサジのマークなどが候補に挙がっている。

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衛生マーク制度はすでにデンマークで導入されている。導入の効果は大きく、高い評価を獲得する店が増えているという。

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