フォークリフト世界2位メーカーの独Kion(ヴィースバーデン)が最大手の豊田自動織機から市場トップの座を奪い取る意向だ。ゴルドン・リスケ社長は『ハンデルスブラット』紙に対し、両社の売り上げの差は小さいと述べ目標達成に自信を示した。
\Kionの2009年売上高は約31億ユーロで、豊田自動織機(35億ユーロ=2010年3月期=)との差は10%程度にとどまる。Kionは市場を上回る成長を通して2014年までに約50億ユーロへと引き上げる考え。
\目標の実現に向けては特に新興国の事業を強化する方針で、中国とブラジルには重点的に投資を行う。中国はすでにドイツ、フランスに次ぐ同社の3番目に大きな市場になっているという。市場シェアが2%にとどまる米国では買収を視野に入れている。
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