航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)が機内でのネットサーフィンやSMS(携帯電話のショート・メッセージ・サービス)の利用サービスを数年ぶりに再導入する。対象となるのは長距離路線で、まずは今秋から大西洋路線でスタート。2011年にはほぼすべての長距離路線に拡大していく。
\乗客が利用できるのはインターネットへの接続やメールの送受信、SMS、MMS(携帯電話のマルチ・メッセージ・サービス)など。携帯電話を用いた通話は他の乗客の迷惑となるため解禁せず、代わりに公衆電話を設置する。
\同社は以前、機内でのネット利用サービスを提供していたが、採算が合わないため2006年末で打ち切った。今回はパナソニックの機内娯楽・通信システム子会社 Panasonic Avionicsと共同で無線LANシステム「FlyNet」を運用する。
\料金は未定だが、地上のホットスポットに比べ高くする方向。また、料金体系を多様化する意向で、1時間ごとの課金や月極めのフラットレートなどを検討している。機内公衆電話についても利用者の列ができないよう高めに設定する。
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