州立銀行Bayern LB（ミュンヘン）は20日、同業West LBとの共同プレスリリースで、両行が合併に向け協議することを明らかにした。ドイツ政府が州立銀業界の再編を望んでいるほか、新しい銀行の自己資本規制（バーゼル3）案が州立銀行に不利な形で取りまとめられたことを受けた措置。合併については年内に結論を出すとしている。
\両行は金融危機で財務が大幅に悪化。ともに公的支援を受け経営破たんを免れたものの、単独で長期的に生き残ることは難しいとみられる。
\他の州立銀行の多くも状況は変わらない。このためブリューデルレ連邦経済相は先ごろ、州立銀行は最大2つあれば十分だと発言。ショイブレ連邦財務相も州立銀再編の可能性を各行と協議する意向を表明した。
\州立銀の再編についてはこれまで関係各州が強く反対し、実現しなかった経緯がある。ただ、州は今後、財政再建に取り組まねばならず、不採算の州立銀を支え続けることは難しい状況だ。
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