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2010/9/29

総合 - ドイツ経済ニュース

第2四半期の実質賃金、2.3%の大幅上昇に

この記事の要約

連邦統計局が22日発表した2010年第2四半期のドイツの賃金上昇率はインフレ率調整後の実質で前年同月比2.3%に達し、2007年の統計開始以来、最大の上げ幅となった。操短の対象となる就労者の数が大幅に減ったことが大きい。 […]

連邦統計局が22日発表した2010年第2四半期のドイツの賃金上昇率はインフレ率調整後の実質で前年同月比2.3%に達し、2007年の統計開始以来、最大の上げ幅となった。操短の対象となる就労者の数が大幅に減ったことが大きい。名目の賃金上昇率は3.4%だった。

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賃金上昇率が特に大きかったのは製造業で、名目5.2%に達した。昨年の景気悪化に伴う操短が主に製造業で行われていたことが背景にある。サービス業の上昇率は2.3%だった。

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一方、第2四半期の給与支給額(特別手当を除く)は月平均3,229ユーロだった。製造業は3,256ユーロで、サービス業の3,211ユーロをやや上回っている。

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支給額が最も大きいのはエネルギー産業(4,281ユーロ)。これに金融・保険(4,260ユーロ)、情報通信技術(4,249ユーロ)が続く。最低はホテル・飲食業で1,910ユーロだった。

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