独米系のレーザー機器メーカーRofin-Sinar Technologies(ハンブルク/プリマス)は1日、時計大手スウォッチのレーザー機器子会社LASAGを買収すると発表した。製品の幅と顧客層を拡大する狙い。取引金額などの詳細は公表しないことで合意した。スウォッチは経営資源を中核事業に集中する戦略を打ち出している。
\LASAGは1974年の設立で、スイスのトゥーンに本社を置く。医療機器、自動車、電機、航空宇宙産業向けに切断・穿孔・溶接用レーザー機器などを製造している。従業員数は約80人で、米国、日本、ドイツ、イタリアにも事業拠点を置く。Rofin-Sinarは買収後、トゥーンとシカゴの拠点を維持するとしている。
\Rofin-Sinarは独ハンブルクと米プリマス(ミシガン州)に本社を置き、独米のほか、英国、スウェーデン、フィンランド、シンガポール、中国に工場を持つ。レーザー光源や素材加工用のレーザー機器を製造しており、顧客数は3,000を超えるという。
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