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2010/10/6

企業情報

Edeka Zentrale AG & CO. KG―中堅スーパー買収―

この記事の要約

食品スーパー最大手Edeka(ハンブルク)は9月29日、同業のRatio-Handelgruppeから店舗の大部分を譲り受けることで合意したと発表した。Ratioはニーダーザクセン州とルール地方を中心に事業を展開しており […]

食品スーパー最大手Edeka(ハンブルク)は9月29日、同業のRatio-Handelgruppeから店舗の大部分を譲り受けることで合意したと発表した。Ratioはニーダーザクセン州とルール地方を中心に事業を展開しており、Edekaはこれら地域の店舗網を強化する。買収金額は非公開。取引の成立には連邦カルテル庁の承認が必要となる。

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Ratioはショッピングセンターを12カ所、専門店を2カ所、大型スーパーを8カ所運営している。Edekaはこのうちショッピンセンター11カ所、大型スーパー8カ所を譲り受ける。

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Ratioの年商規模は約6億ユーロで、従業員数は2,100人に上る。小売市場の競争が厳しさを増すなか、中堅企業の同社が生き残るのは難しいと判断、Edekaへの譲渡を決めた。過去2年間は赤字を計上していた。

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Edekaは独立した店舗経営者からなる同業組合という組織形態を取っている。このため、Ratioが放出した店舗も今後はこうした経営者が運営することになる。Edekaの店舗数は1万2,000カ所で、店舗経営者数は4,500人に上る。

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