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2010/10/13

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BASF SE―スチレン系樹脂事業を分社化―

この記事の要約

化学大手の独BASFは7日、スチレン系樹脂事業を2011年1月1日付で分社化すると発表した。競争激化や利益率の低下、需要変動の激しさを踏まえ、分社化して顧客ニーズにきめ細かく対応できる体制を構築。売却ないし合弁会社化の準 […]

化学大手の独BASFは7日、スチレン系樹脂事業を2011年1月1日付で分社化すると発表した。競争激化や利益率の低下、需要変動の激しさを踏まえ、分社化して顧客ニーズにきめ細かく対応できる体制を構築。売却ないし合弁会社化の準備を進める。

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STYROLUTIONと命名された新会社にはスチレンモノマー、ポリスチレン、ABS樹脂、スチレン・ブタジエン共重合体およびスチレンベースの共重合体事業を移管する。対象となる工場はルートヴィヒスハーフェン、シュヴァルツハイデ(以上ドイツ)、アントワープ(ベルギー)、蔚山(韓国)、ダヘジ(インド)、アルタミラ(メキシコ)の計6カ所。ポリスチレンフォーム事業および、ルートヴィヒスハーフェン本社工場内にあるスチレンモノマーとポリスチレン(ともにポリスチレンフォームの原料)の生産施設はBASF本体に残す。

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スチレン系樹脂事業の従業員数は現在1,460人で、2009年の売上高は25億ユーロだった。

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