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2010/10/13

経済産業情報

独世帯の6割が投資信託で資産運用 大半はそれと知らず

この記事の要約

欧州経済センター(ZEW、マンハイム)が5日発表した投資信託調査レポートで、投資信託に出資している世帯が57%に達することが明らかになった。受益者が直接に投信契約を結ぶ世帯は全体の4分の1にとどまっており、大半は保険・年 […]

欧州経済センター(ZEW、マンハイム)が5日発表した投資信託調査レポートで、投資信託に出資している世帯が57%に達することが明らかになった。受益者が直接に投信契約を結ぶ世帯は全体の4分の1にとどまっており、大半は保険・年金準備金を通して間接的にファンドに投資しているものの、その事実を知らないもようだ。

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投資信託の額は世帯収入が上がるほど高くなる一方、金融資産全体に占める投信(直接・間接の合計)の割合は月収900ユーロ未満の世帯で16.5%、5,000ユーロ以上の世帯で23.8%と、収入による大きな差は見られなかった。特に間接的な投信の割合は5~6.8%でほとんど変わらない(グラフ参照)。

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地域別でも顕著な違いはなく、最高のハンブルク州は24.8%、最低のラインラント・プファルツ州とニーダーザクセン州はそれぞれ18%だった。また、稼ぎ手の性別でも差はなく、主たる収入者が男性の世帯で21%、女性の世帯で20%となっている。

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