スイスの補聴器メーカーSonova(シュテーファ)は13~15日の3日間ハノーバーで開催された業界見本市EUHAに新製品などを出展した。最も注目を集めたのは耳外道に埋め込むタイプの補聴器「Lyric」で、ヴァレンティーノ・チャペロ社長は「補聴器市場に革命を起こす可能性を秘めている」と述べ、販売の成功に自信を示した。
\Lyricは中・軽度の難聴者向け補聴器で、長さは16ミリメートル。耳に埋め込むため外部からは見えず、「耳のコンタクトレンズ」というべき存在だ。使い捨てであるものの、一度装着すると4カ月間、取り外す必要がなく、利便性が高い。
\同社は米同業InSoundの買収に伴いLyricを獲得した。欧州ではドイツとオーストリアを皮切りに市場投入する。
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