ドイツ連邦統計局が18日発表した国内世帯の昨年の光熱消費量は気温の変化を除いた実質で6,560億キロワット時(kWh)となり、2005年比で6.7%、00年比では13.9%減少した。住宅の断熱効果や省エネ技術の向上のほか、エネルギー価格の上昇を背景に省エネに取り組む家庭が増えたことが大きい。
\消費量が最も大きく低下したのは石油で、05年に比べ24.7%も減少した。ガスは3.6%減。電力は戦後初めて減少した08年に続き2年連続の低下となり、05年比では2.0%縮小した。石炭は前年比で22.3%減少したものの、05年比では12.5%増加している。
\用途別では暖房の消費量が最も大きく、全体の約71%に当たる4,680億kWhに上った。ただ、暖房の消費量は減少傾向にあり、05年比で10%弱、00年比では20%以上、低下している。1平方メートル当たりのエネルギー消費用は05年に比べ9.0%減少した。
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