ドイツ政府は21日、今年と来年の国内総生産(GDP)予測を上方修正した。景気が予想を上回るスピードで回復しているためで、2010年の成長率を春に提示した実質1.4%から3.4%、2011年も同1.6%から1.8%へと引き上げた。今後はこの予測をもとに税収見通しを作成する予定だ。
\ブリューデルレ経済相はプレスリリースで、景気回復は厚みを増し、すべての産業分野に広がっていると指摘。国は今後、銀行・企業支援や景気プログラムからの撤退を推し進めていくとの立場を表明した。
\景気の支柱は外需から内需に移りつつあり、政府は来年の経済成長の4分の3を内需が生み出すと予想している。
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