スイスの製薬大手Novartis(バーゼル)が21日発表した2010年7-9月期(第3四半期決算)の最終利益は23億1,900万米ドルとなり、前年同期から10%増加した。日本や欧州で薬価が低下したものの、新薬販売が好調で増益を確保した。
\売上高は125億7,800万ドルで13%増加した。主力の特許薬部門は同13%増の75億6,500万ドル。07年以降に市場投入された新薬が同部門の売り上げに占める割合は18%から22%へと上昇した。
\他の部門の売上高はワクチン・診断薬が16%増の6億3,200万ドル、後発医薬品(Sandoz)が18%増の21億7,700万ドル、コンシューマーヘルスが8%増の15億8,700万ドル。8月末から連結対象となった眼科関連製品大手Alconは6億1,700万ドルだった。
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